日米文化の違いに驚愕…Hなサイトに「シリコン入れてない」の項目も

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国が変われば、モテ事情も変わる。日本では、男性は中性的なスタイル、女性はスリムな体型がもてはやされ、みなダイエットに躍起になっています。では、アメリカ・NYはどんな体型がモテるのでしょうか。メルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』は、ニューヨーカーにウケる体型を紹介していますが、日本とはホントに真逆でビックリしますよ!

最新NY事情「ニューヨーカーにとっての『モテる』とは」

国によって男性も女性も「モテる」基準は変わってきます。

太れば太るほど「いい女」と認識される国もあれば、無理矢理、矯正までして首を長くしてモテようとする種族もあります。

ニューヨークは(というかアメリカは)肉体的にセクシャルであればあるほど、男も女も周囲より優位に立てます。

男性ムッキムキに。 女性ボンキュッボンに。

なにはともあれ、合コンも婚活もそこからスタート。 まず「肉体ありき」で、「彼、セクシーね」「あの女、いい女だなぁ」というセリフには「カラダ」に対しての含有量の%(パーセンテージ)が非常に高い気がします。

渡米間もない頃、僕は某大学の宿舎に寝泊まりしていました。 館内の食堂も図書館もたいした設備ではないにも関わらず、ジムに関しては必要以上の大きさと設備の整い具合でした。

で、男子学生は朝から晩までバーベルやダンベルをガチャガチャやってる。 日本人の僕からすると、強迫観念にかられてるんじゃないかと思うほど、彼らは肉体を鍛えています(他の事は怠惰なくせに 笑)。ロッカーにはもれなくプロテインを忍ばせて、「目標」の半裸のムキムキのモデルの写真を扉に貼って。

ちなみにそこは建築系の大学。 スポーツとは何の関係もありませんでした。

80年代以降、この国は「筋肉」の時代でした。 そして、90年代以降は、有名スポーツ選手も、ハリウッドスターも「ステロイドの使用」を告白する時代に変わっていきます。 そこから「筋肉信仰主義」もいったんは落ち着きを見せましたが、それでも(いまでも)“ムキムキ男性がカッコいいという法則不変なままの気がします。

以前、アメリカ人の女性と食事をした時に、僕が発刊している弊社の新聞の話になりました。 彼女は新聞をめくりながら、掲載されている、ある日本の芸能記事を見ると、真顔で訪ねてきました。

「これ、男の子? 女の子?」

彼女が指さした写真は、日本では誰もが知ってる某有名アイドル事務所の男性アイドルです。 日本では決してフェミニンで売ってるわけではない、その人気タレントを本気で男性か女性かわからない様子でした。

もちろん、男に決まってんじゃん。と答えると、ふーん…と考えた後、

「中性的な魅力で売り出してるの?」とまた真面目な顔(オネエキャラにされてたよ、堂本光一くんw)。

例えばアメリカ人が日本に旅行に行って、原宿などでオシャレな男の子たちを見ると、「全員ゲイに見える、っていうのは有名な話です(生粋の日本人である僕も在米15年も経つと、確かに、前回の日本出張時、そう見えなくもないと思ってしまったけど 笑)。

フェミニン系のファッションに身を包む日本の若い世代の男の子。 そんな類いの人種は確かにこの国ではほぼ100%ゲイです。

アメリカ人(のストレート)の男性には重ね着して中性的な魅力をアピールする、というその発想自体がない。

だって、ジムで鍛えた上腕二頭筋を見せないともったいないから。

重ね着なんてしちゃったら、せっかくの大胸筋が目立たなくなるから。

ニューヨーカーなんて、特に夏が大好きです。 鍛え上げられた自慢の肉体を少しでも多く露出できる。 実際、平日のマンハッタンのど真ん中でさえ、トップレスのムキムキくんをこの街ではよく目にします。

感覚としては、「大きい事はいいことだ」。 やっぱりデカくて、強くて、ムッキムキこそがアメリカの正義(だって、今日も中東だの、世界各地に行って、多くの人たちを助けなきゃいけないから。誰に頼まれたわけでもないけど)。

確かに、スーパーマンもキャプテン・アメリカもバットマンさえ、アメコミのヒーロー達はムキムキのスーツに身を包んでいる。 そう考えると、ウルトラマンや赤レンジャーはちょっと頼りないほど、フラットです 笑

この感覚はアメリカ人男性のDNAに組み込まれているのではないか、と思うほどです。

で。 これは男性だけの特徴ではありません。 むしろアメリカ人女性の方が肉体的セクシーさをアピールすることに日々躍起になっています。

雑誌コーナーに行けば、女性誌は日本以上に「ダイエット特集」「セックスでキレイになる特集」「セクシーなカラダの有名人特集」だらけ(15年この国にいるけど、15年前からずっと、こんなのばっかw)。

例えば、僕のデスクトップの「お気に入り」に入れてるこっちのエロ動画サイト(お気に入りにいれるなよ。 ← 来月、人の親 )。

トップページには、好みのジャンルごとにカテゴライズされてますが「amateur(素人モノ)」だの「BIG BUTT(巨尻)」などのカテゴリーの中に、わざわざ「Natural tits(自然のおっぱい)」って項目があります。

項目で分けなきゃいけないくらい、それくらい!こっちの女性は「入れてる」!シリコンで胸を膨らませている女性が多いという事です。(だって、日本のサイトに「人妻」だの「足フェチ」だのカテゴリーがあっても、「シリコン入れてない乳」って項目ないよねー )。

週末の夜、クラブに遊びに行く若い女性の中には、わざわざ出かける前に氷で乳首を硬く立てらせて、ノーブラで、服の上から、乳首の形がハッキリ、クッキリ周囲に見られるようにしてから行く女のコもとっても多いとか(基本、ニューヨーカー、ノーブラだしね)。

乳首を隠すシールは発売はされているけど、日本ほど普及はしてない。 アメリカ人女性にはその発想がもともとない。 だって「せっかくのアタシのセクシーなニップルを隠すなんて!もったいない」から。

新聞広告でもよく目にするのは「お尻を大きくするための」手術(ホントによく見る)。 大きさによって値段は変わります。 当然大きくすればするほど(シリコンの量が多いほど)値段は高い。

大きなお尻が悩み、と本気で落ち込んでいる日本女性に聞かせたい。(全然太ってないのに「やせなきゃ」と本気で悩んでいる日本女性にこっちの女子の食欲をみせてやりたい!とはまた違う話だけど)

でもね。

僕も在米15年でアメリカナイズされちゃったのか、「ダイエット強迫観念に捉われてる日本にいる日本人女性は、確かに、やせすぎだと個人的に思ってしまいます。

スーパーモデル体型は、見てる分にはいいけど、つまんないよ。

image by: Shutterstock.com

 

NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 より一部抜粋

著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」CEO兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
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