スマホはバイ菌だらけだから、と禁止する英国の寿司屋さんも
この認定プログラムには和食の衛生面の質を向上させる狙いも含まれています。
アメリカ疾病管理予防センター(CDC)によると、2015年にアメリカ合衆国ではカリフォルニア州、アリゾナ州など9州において、53人がマグロの寿司を食べてサルモネラの感染症にかかり食中毒になったと報告しています。
幸いなことに命に別状はありませんでしたが、10人が入院しており、衛生面での管理に疑念が湧きます。
一方で、やりすぎるくらいに衛生面に神経をとがらせている店もあります。
Daily Newsによると英国の和食レストラン「Auradaze Japanese Deli and Sushi Bar」では、店内で”携帯を使用することを禁止”していますが、先日ある事件が起こりました。
オーナーのDarren Yatesさんは、あるお客さんがそのルールを破りスマホをいじり始めたことに激昂し、そのお客さんを追い出してしまったそうです。
この件に不快感を感じたお客さんは旅の口コミサイト「TripAdvisor」に苦情を書き込みました。
「僕たちはそのルールに気づかなかったが、オーナーが怒り、料理を出すことはできないから出て行って欲しいと言われた」。
この苦情に対して、Yatesさんは「携帯電話にはトイレの便座以上のバイ菌がいるのを知っていますか?私が提供する食事にそのバイ菌を近づけたくないと思うのは当然のことでしょう」と衛生面を主張しています。
(もう1つには料理よりも携帯画面にとりつかれたような客を見るのが癪にさわったというのも理由のようです)
感染症を出すほどの管理体制のお店から、過剰なほどに衛生面について気をつけている店もあります。
後者は衛生的には良さそうですが、それを受け入れる客の気持ちを考えるとちょっとやりすぎという気もします。
やはりバランスが大切だと思いますが、その部分もすべて含め日本スタンダードの和食が海外に広がっていくことを期待したいですね。
Image by: Shutterstock
Source by: 英テレグラフ, Daily News
文/MAG2 NEWS編集部