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恋愛なんて所詮は「男と女の餅つき」だ。そう考えれば楽になる

どうしていつも恋愛がうまくいかないのか? そう悩んでいる女性はいませんか? そんな貴方に恋愛アドバイザーの月岡奈津子さんが自身のメルマガ『悩みは自分で解決できる! ~男と女と、お金と、自分~』で恋愛がうまくいく女性になるためのハウトゥを紹介しています。恋愛だけでなく、仕事や友人関係にも使えて勉強になります!

恋愛がうまくいく女性になるには?

恋愛がうまくいく女性になるには、どうしたらいいのか? 何かコツやヒントがあるのか?

恋愛はいつも成功する訳ではなく、失敗や困難もある。その時々で、自分らしく乗り越えて行ける女性と、いつも つまづいてしまう女性がいる。

その違いって、何なのか?

恋愛がうまくいく女性たちの内面世界は、どうなっているのか? 私なりに覗いてみたいと思う。

今回のテーマ「恋愛がうまくいく女性の特徴」を思いつくまま、あげてみた。

・想像力が豊か
・自分に自信がある
・未来はきっと明るいと信じている
・気持ちの切り替えが早い
・コンプレックスも個性のひとつだと捉え、嫌悪していない。
・自分の良さを知っている。
・人間そのものに興味がある。
・物事の解釈が常に明るく前向き
・いろんな切り口で物事を見れる
・柔軟性がある。頑固ではない。
・しなやか、軽やか

こういう内面世界は、恋愛に限らず、人生全般によい影響を及ぼす、言わば「プラス思考」だと思う。

こういう思考の女性になれたらどんなにいいか。でも、それが簡単になれるものじゃないから、みんな苦悩している訳だ。

で、私は上記の気質を眺めながら内観、分析した。(恋愛において、うまくいくコツって、これが本質なのだろうか?)と。

私は今回、恋愛がうまくいく女性になる為のコツ、ヒントとして、【引き際の美学】という考え方を提案したい。

恋愛って、そもそも「好き」という気持ちが暴走している状態だ。

彼にもっと会いたい、声が聞きたい。
彼のことをもっと知りたい、自分のことも知って欲しい。
一緒にいろんなことをしてみたい。2人だけの思い出が欲しい。
自分を好きになって欲しい。他の女を見ないで欲しい。
復縁したい。戻りたい。何かと理由をつけて接触したくなる。

これらは、押して、押して、押しまくっている考え方であり、それを自力で抑えることができない女性ほど、惚れた男にガツガツ行き過ぎてしまい、「重い」とか「ウザい」と言われてフラれているケースが多い。

自分の「好き」という気持ちが溢れる。堪えきれない。それが恋愛感情なのだし、相手に好意を示すことは、悪意を露わにするよりよいことだと捉えがちだ。

だが「人間の心理」を考えたとき、恋愛に限らず、人は、自分の気持ちに配慮してくれない相手に対して好感を持つのは難しい。

「ありがた迷惑」とか「厚かましい」ということが、恋愛においても起こることがある。

そのとき、その女は相手の男を見ていない。自分の恋愛感情だけを見て、「言いたい!会いたい!関わりたい!」という気持ちに溺れている。

つまり、恋愛がうまくいかない女たちには「引きの美学がない」ということ。「押すことしか知らない」ということだ。

恋愛がうまくいく女たちには「引きの美学」があり、引くときを察知できる感性がある。押すのをやめる瞬間を察知できる。恋心が重くなる寸前で気付き、堪えることができる。

「人としての」引き際を知り、実践できる女になれれば、恋愛はうまくいくようになっている。恋愛ベタな女たちの内面世界には「引く」という概念がない。

だが、相手を落とす為の打算的な駆け引きで、「押したいけど、引いた方が主導権を握れる」と解釈し、引く場合はある。その動機は「私に惚れて欲しい!」という、自己中な気持ちだ。

恋愛上手な女たちの内面世界には「引く」という概念がある。それは人間心理をよく理解したうえでの判断であり、行動だ。

「ここで自分の感情を押し付けてはいけない。相手の気持ちや考えも尊重しよう」とか「返事が来ないけど、相手が返事したいときに行動するだろうから、待ってみよう」とか、「引く」とか「待つ」という行動が、とても的確で上手だ。

引きの美学を持っている女たちは、(この場面では敢えて引いた方が、相手の心に響くはず)という感覚が身に付いている。それは打算的な駆け引きというより、人心掌握に長けていて、その技術が高いことを意味する。

「引く」「待つ」「黙る」ということは、相手に考える時間を与える、ということだ。相手に自由を与える、ということだ。

例えば、子供の意思を尊重せず、何でもかんでも「ああしろ」「こうしろ」と口を出す親がいたら、子供は自分の本心を自覚しにくくなる。それが長引けば、自分の自由を奪われたような感覚になり、親を愛することが難しくなる。

「貴方のことが好きなんだってば!」
「私を彼女にしてよ!」
「また会いたくなって来ちゃった」
「貴方は、私のことをどう思っているの?」

どんな表現方法であれ、こちらが先に押してしまえば、相手の本心は見えにくくなる。こちらが「押す」ということは、必然的に相手はそれに「応える」「受ける」立場に追いやられ、自発的な言動をする機会をなくす。

貴女が自分の恋愛感情を自分の中でコントロールし、時には「引く」という概念を思い出し、「ちょっと黙ってみる」ということができれば、相手に主導権が渡る。そこで、相手がどういう言動を「自発的に」しているか、そこを貴女は見れるメリットがある。

こっちが頼んでもいないのに、デートに誘われる。
こっちが頼んでもいないのに、いろいろと褒めてくれる。
こっちが頼んでもいないのに「好きだよ」と言ってくる。
こっちが頼んでもいないのに、女性として自分を大事に扱ってくれる。

この「こっちが頼んでもいないのに、相手が勝手にやってくれること」をどれだけ的確に見抜けるかが、恋愛においての人心掌握術となる。

相手が勝手にやってくれることを見抜いた後なら、自分の恋心をどれだけ垂れ流していいのかも自ずと見えてくる。

貴女は、相手に「頼まれてもいないのに」自分の恋心をガンガン押しまくって披露してはいないだろうか。

それは、健全なコミュニケーションではない。「人として」の交流が、バランスを崩している状態だ。

恋愛に限らず、人と人が出会い、意気投合するとき、そこには「あうんの呼吸」のようなものが自然発生している。「打てば響く」ような関係が、時期やタイミングや両者の心理状態で自然発生している。恋愛においても、そういう空気が自然に発生するかどうか、見極める必要があるのだ。

恋愛は「餅つき」のようなものかもしれない。

男が餅をペッタンとつけば、女が「よいしょ」と合いの手を入れながら餅に水をつける。
男が餅をペッタンとつけば、女が「よいしょ」と合いの手を入れながら餅に水をつける。

「ペッタン」「よいしょ」
「ペッタン」「よいしょ」

そうやって餅をうまくつければ、おいしい餅ができあがる。恋愛がうまくいく女は、男の「ペッタン」に文句を言わず、自分の「よいしょ」がうまくいっているかを意識している。相手の「ペッタン」とリズムが合っているかを確認している。

恋愛がうまくいく女は、自分の「よいしょ」が相手の「ペッタン」とうまく噛み合えば、自分が欲しい「餅」ができあがることを、できあがる前から知っている。

恋愛がうまくいかない女は、餅つきが下手だ。

「私の『よいしょ』はどう?見て見て!」と声高に言って餅から手を離さない、引かない。当然、男は「ペッタン」できない。リズムが狂う。(餅から手を引けよ!)とイラつく。

いつまで経っても「餅の出来ぐあい」に意識がいかず、自分の「よいしょ」を褒めて欲しいとか、「貴方もペッタンしてよ」と、手を引かないくせに要求したりして、餅はつきあがらず、もち米のままだったりする。

餅がつきあがった時が互いの恋愛感情のピークであり、交際開始の合図だとすれば、餅から手を引かず、餅の状態を見ず、相手の「ペッタン」ばかりを気にする恋愛ベタな女たちは、自分がいかに的外れなことをしているか、理解できるだろう。

男に「ペッタン」して欲しければ、自分が「よいしょ」した後、手を引かないといけない。それは相手を落とす為の打算的な駆け引きではなく、【 2人で美味しい餅を作る為に、彼が「ペッタン」したくなる環境を整えよう 】という、健全な動機であり、正当な理由であり、当然の配慮から来る、恋愛の極意なのだ。

恋愛は、自分独りで完成させることはできない

相手の自発的な熱情と行動も必要なのだから、男が「ペッタン」したくなるよう、意識的に流れを作れる女こそが、恋愛上手といえるだろう。餅も、上手な合いの手がいるから、おいしくできあがる。恋愛も、上手な受け手になれれば、相手は「ペッタン」したくなる。

「ペッタン」「よいしょ」
「ペッタン」「よいしょ」

実際の餅つきでは、これを繰り返すうちにリズムが作られ、それに両者の気持ちが乗り、どんどん調子が上がり、テンションが上がり、楽しいながらも集中力も出て【 餅のことしか考えなくなる 】ちょっとしたトランス状態になることがある。

余談だが、「奈良・中谷堂の高速餅つき」動画がコチラ

私の「恋愛上手な男女」のイメージは、この高速餅つきのような、特別で、人を魅了する世界観があるように思う。

厳しい言い方だが、恋愛ベタの女たちは「餅つき」の仕組みを理解していない。餅をつくセンスがない。どこを見て、どこを意識して餅をつけばいいのか、さっぱりわからないまま、餅をいつまでも独りでベタベタ触っているだけなのだ。

恋愛は、人間関係のひとつでしかない。

よい人間関係を築きたければ、相手の「ペッタン」の質を見抜き、相手に柔軟に合わせられる「よいしょ」の引き出しを多く持てばいい。

女たちは、恋愛になると途端に餅をベタベタ触りまくる。自分で男に「ペッタン」させないくせに、ペッタンしない男に詰め寄る。

世の中には、引いた方がうまくいく場面というのがある。

恋愛においても同じだ。自分の恋心に溺れたら「引く」ということを忘れがち。そういう「餅つきが下手」な女たちは【 引きの美学 】という概念を、頭に叩き込んで欲しい。

恋愛を特別視するな。恋なんて所詮、「男女の餅つき」程度に軽く考えることも大事なのだ。

image by: Shutterstock

 

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