米国コーヒー市場に異変。タピオカミルクティーが全米を席巻中

2016.04.20
 

進化系ボバティー、 “Boba2.0”革命

NPRによると、法則性のあるビジネスモデルを取り入れながら、今度は新しいバブルティー/ボバティー文化を作ろうという動きがでてきたようです。

サンフランシスコにあるバブルティーショップ「Boba Guys」の共同創業者Chau氏は、バブルティーの常識をくつがえして、“目新しい飲み物のイメージから脱却させたいと考えているようです。

まず成分に気を使ってオーガニックや自家製を売りにし、紅茶ベースではフレーバーを増やすのに限界があるため、「コーヒーベースのボバティー」や、「カクテル好きを取り込むためのアルコール入りボバティー」などを打ちだしました。

 

Boba Guysさん(@bobaguys)が投稿した写真

「Boba Guys」のフレーバー

これまでにもアルコール入りのバブルティーは考えだされていましたが、ソフトドリンクであるバブルティーに強い酒を加えただけの単純なものでは市場には受け入れられませんでした。

ロサンゼルスにあるレストラン「Soi 7」では、Boba7と呼ばれるオリジナルのバブルティーカクテルとして、韓国の焼酎ベースのものや、アイリッシュクリームカルーアを混ぜたものなどが登場しています。 

「テキーラ入りのボバが出たわ!」

「はちみつ入りのボバカクテルなんてスゴイ!」

「Boba Guysのアーモンドジェリーのタイティー。とっても美味しいよ。期待通りだよ!」

このような進化中のバブルティーファンの反応は上々です。

西海岸を中心に登場しているコーヒーやカクテルのバブルティーですが、こちらも新たなブームを呼びそうですね。

そして、新しモノ好きの消費者を取りこんでいくには、意外な組み合わせや、異なる文化や嗜好を掛けあわせる発想が起業家や経営者に求められる時代なのかもしれません。

Image by: Boba Guys’s Instagram

Source by: QUARTZ , NPR, The Economist Twitter

文/桜井彩香 

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