詩の中で、カメラが動いているか、を意識する。
例えば。
始めは俯瞰で、、主人公がカフェのテーブルに座っているとする。
カメラが寄った時に、どこに寄るのか。
何を飲んでいるのか?
何を持っているのか?
2コーラス目は、回想シーンで。
など、情景を思い浮かべて、ピースをはめていくそうよ。
1曲の3~4分を飽きさせないために、場面を転換させる。
だから、秋元康さんの曲は、3番の最後に衝撃的な結末があったりするのかも。
あざとさを狙うな!
「ガラガラヘビがやってくる」というとんねるずの曲。
おもしろいことやろうよ、と作ったら、予想外に子供にうけた。
そこで、次に子どもを狙って作ったら、ウケなかった。
これがあざとさ、ということ。
「雨の西麻布」も最初は、「雨の亀戸」だったそうで。
亀戸だと、狙い過ぎだな、あざといな、ということで、西麻布に変更したらしい。
さらに『放送作家』らしい発想も。
ドラマ主題歌では。
「愛が生まれた日」(94年)
デュエット曲って最近ないな、とデュエットで行こうと決める。
出だしのベタさもたいせつ(恋人よー)。
秋に始まる新ドラマだと、最終回は、クリスマス頃だな、と考えて。
プレゼンをした。
その曲のタイトルは「クリスマスキャロルの頃には」。
稲垣潤一最大のヒット曲になり、いまだにクリスマスには聞くよね。
「海雪」
黒人のジェロという歌手がいて。
かけ離れたことが面白い→ど日本、女言葉。
で、黒人演歌歌手ジェロが誕生。
まとめると。
あまり聞き手側を考えずに、自分が面白がれることをする。
ささるフレーズを入れておく
あざといものはだめ
山をどう突飛な方法で登るかを考える
まあ、これだけ聞いても、作詞家になれるわけではありませんが。
文章を書く仕事で、「愛」「夢」「希望」「未来」なんて言葉を安易に使っている人たちは、ちょっこし反省するべきだと思う。
あ、反省したら、ライバルが増えるから、黙っておこう。
image by: wikipedia
著者/トコ(タレント・コラムニスト)
女性のための女性の団体一般社団法人「ピュアウーマン」代表、「アサデス」「めんたいワイド」コメンテーター。おひとりさまライフを書いた「おひとりサマンサ」(西日本新聞)が大人気。
≪無料サンプルはこちら≫