世界大学ランキングでは低迷
大学の順位づけに関しては賛否両論が飛び交っており、今回のランキングでは12位にランクインし、世界的にもその認知度の高さを示した東大も含め、「国際的な大学ランキング」ではそのすべての大学が200位以下となった日本。
国際化社会においても、いまだに外国人の講師や受入留学生の数は世界的に見てかなり少なく、他国との共同研究の実績も乏しいのが実情です。
また、数ある世界大学ランキングの中で最も権威のあるランキングと言われており、日本のマスコミでも多く取り上げられている「世界大学ランキング (World University Rankings) 」でも、東大は43位と伸び悩んでいます。
大学の「何」をもって「上位」とするかはとても難しい問題であり、国際的な大学ランキングにおいても上位に食い込むためにただ外国人留学生を増やせばいいといった単純なものでもありません。
安倍首相は「この10年間で世界大学ランキング100位以内に10校以上をランクインさせる」と目標を掲げていますが、それを実現するためには、もっと国際的な見解を取り入れ反映させることや、より視野を広げて他を受け入れられるような新しいアプローチなどを行う必要がありそうです。
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Source by: 英タイムズ・ハイアー・エデュケーション、英Business Insider
文/貞賀 三奈美
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