意識すると見えてくる。街ナカで発見する「丸明オールド」探検記

 

丸明オールド、大漁です!

ケンタッキーフライドチキンも大好きです。ランチはケンタしよう! ケンタの定番はオーソドックスですが「チキンフィレサンド」と「オリジナルチキン」です。

おっと、またまた、丸明オールド発見しました!

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衣がたっぷりついてる感でてるね! パリパリチキンや塩チキンも食べたけど、やっぱ、オリジナルチキンが一番好きです。

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お肉たっぷり感がでてる…。

この丸明、オリジナル字形をかなり太らせてますね。衣たっぷり感やお肉たっぷり感が醸し出されてますね。

午後は客先訪問が2件あるので、移動の間、キョロキョロしながら街中を探索することにしました。

意識して探索すると、どんどん、見つかるもんですね!

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「幸せなエイジング。」のキャッチフレーズに丸明はマッチしますね。化粧品のキャッチフレーズは伝統的な明朝体が使われることが多いけど、丸明(トメやハライが丸い明朝体)は可愛らしさと親近感があって、だけど従来の明朝体の骨子ベースなので正統派イメージも感じます。

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これも有名化粧品メーカーの製品キャッチコピーです。サイネージ広告で発見…。

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大手旅行代理店のポスターで丸明を発見。「ハワイ」のカタカナ、印象に残りますね…。

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スパークリング梅酒のポスターでも丸明が…! パッケージングにも使える書体です。スパークリング梅酒、飲みたくなった…(笑)

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「目の付けどころがシャープでしょ」の時から丸明でしたね。シャープにはがんばってほしい!!!

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ソフトバンク系のコマーシャルでも丸明がときどき使用されています…。

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NTT系のコマーシャルでも丸明が使用されているね…。

客先での打ち合わせが終わったのが夕方だったので、直帰することにしちゃいましょう。

ここまで丸明オールドを見つけてしまったので(笑)、とことん探索することにしました。最寄駅のすぐ近くには、ドラッグストアのマツモトキヨシがあります。

ここでも丸明オールド、大漁です!

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シャンプーのキャッチコピーにもマッチしてますね。丸明のカタカナはすごく印象に残りますが、丸明の生みの親、片岡さんいわく「丸明はカタカナ・ひらがなに特徴があるように思われているけど、漢字もすごく特徴あるんだよ。漢字もよく見てね~。漢字のエレメント(構成要素)もすべて「丸」ですから…。」と言ってました。

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化粧品の製品名のロゴで使用されている事例です。

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丸明は飲み物の製品名やキャッチコピーでも結構使われていますね。「梅仁丹」で画像検索していてください。おぉ~、これ見たことある! と感動すると思います。

ショッピングセンターのレストラン街にも寄り道しました。

キョロキョロ見渡すと、和食レストランの入口の大きなポスターに、なんか見たことある書体が使われているような気がするーーー。

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「山椒七味」の文字は丸明じゃないです…。でも味わいあるなぁ…。この文字は「山本庵」という書体でこれも片岡さんが作ったフォントです。昨年発表された新書体です。もろみの説明文は丸明です。

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「単品での販売…」の文字をよく見てください! 丸ゴシックだけど思いっきり丸いです。これも片岡さんが作った「丸丸ゴシック」というフォントです。こうやって観察してみると片岡さんの書体って「特徴がある書体だけどそれほど癖がない。特徴のあるフォントって癖があって飽きてしまいがち。でも飽きないということは丹精こめて丁寧に制作された書体なんだとうなぁ…。上品さと親しみやすさもあるよね。」って感じだと思います。

>>次ページ  口にしたり、肌に使うものに多く採用?

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