頭イイけど、イケてない。外国人が見た日本の印象は「学級委員長」?

 

ただ、それと同時に、世界の人種・国籍が最もマージしているこのニューヨークという街は、最高のサンプルが取れる場所、とも思っています。 というか、サンプルを取るとしたら、世界の中でも、ここしかない。 マンハッタンは世田谷区と同じくらいの面積で、そこに全世界ほぼすべての国籍・人種・文化・宗教がひしめいています。 比喩的な意味合いではなく、実質的に“世界の縮図” ではあるはずです。

それでは、「日本」という国が世界で評判いい!という日本のメディアの報道が、本当か、どうか。

それは間違ってないと思います。 正しい。 この街のどの人種に聞いても、そのほとんどが「好意的」には思っていると思います。 それは聞いている僕が日本人だから、ということももちろん大きいですが、それを差し引いても、悪いイメージはない。

ただ。なんというか。

リスペクト(尊敬)もされているし、評判もいいんだけど。

イケてる!」とか「カッコいい!」とは、あまり思われてないかもしれません。

それは、学生時代のクラスの中のキャラクターで考えるとわかりやすいかもしれません。

「日本クン」は確かに頭も良くて、律儀で、誠実で、親切で、無口で、自宅もお金持ちで、特に「日本クン」家(ち)の電化製品なんて最新で、家の中はいつもキレイで、トイレにはお尻を洗ってくれる機械まで備え付けてあって、遊びに行ったら(観光に行ったら)出されるごはんも美味しい。 「SASHIMI」なんて、生魚を出された時は、昔はビックリしたけど、最近は美味しく感じられるし、「RAMEN」なんてクラスメートみんなから大人気です。

そう「日本クン」は、クラスのみーーーーんな、リスペクト(尊敬)してる「学級委員長」みたいな存在。 (実際、学生時代の“学級委員長”は、リーダー的存在がなるわけではなく、人の良い、断れない性格の子がなっていたと思います)

でも、、、男子にとっての「憧れの存在」か、と聞かれれば。 女子にモテるか、と聞かれれば。

たいしてスポーツも出来ないし、身長も高くないし、なにやらいつもフェミニンなファッションだし。

誰もが認める頭の良さだけど、誰もが憧れるカッコよさではない、そんな存在かもしれません。

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