職場こそプラスワン話法
職場の人間関係は、なかなか大変です。
友人なら嫌なら無理に会わなければいいし、家族とうまくいかずにいがみ合うこともできる。ある意味「いがみ合っている甘えが許される関係」ともいえる。
しかし職場では、「嫌だから会わない」なんて通用しないし、かといっていがみ合って火花を散らすわけにもいかない。
人間関係の調整力が求められるわけです。
そんな場こそ、プラスワン話法が効きます。
今までなら部下に指示を出すだけで、「締切は厳守で」「じゃ、よろしく」としか言わなかった場面で、プラスワン。
「あなたに任せると安心していられる」
「ついあなたに頼ってしまって、ごめんなさいね」
「伸びしろを感じるから、負荷をかけたくなってしまう」
こんなふうに「期待」を伝えるプラスワンで、部下は気持ちよく動いてくれるでしょう。朝まで平気で徹夜してしまいそう。
逆に部下として上司に報告した後、プラスワン。
「課長の下でこの仕事ができて、すごく勉強になります」
「いつも力を貸してくださって、ありがとうございます」
「いつもミスばかりですが、こんなに親身に指導してくださるご期待に必ず応えます!」
こんなふうに「信頼」を伝えるプラスワンで、上司はますます目をかけてくれるでしょう。
プラスワン話法の威力が伝わったでしょうか。