最近ようやく注目されるようになった「男性の更年期障害」ですが、まだまだ「男性に更年期障害がある」ということ自体、あまり知られていないというのが現状です。無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、体にダイレクトに現れる症状で更年期障害か否かを見分ける方法や、万が一更年期障害になっても、その症状を緩やかに抑える対策法などが記されています。
オトコの更年期障害
さて、本日は知られていないのに深刻なもののお話。
毎日忙しくて「はあぁぁぁ~っ」とため息。うん、ついため息つきたくなりますよね。これがある年齢以上の女性だったりすると「もしかして更年期障害?」と考えたりするんですが、男性となるとハナシは別です。いや、男性の場合にも「はあぁぁぁ~」な年代はあるんですよ。つまり「男性の更年期障害」の年代です。だいたい40歳から上くらいです。男性ホルモンであるテストステロンが減少して、
- やる気が出ない
- 落ち込みがち
- イライラする
- 疲れやすい
- 頭痛がする
- 耳鳴りやめまい
といった、女性の更年期障害とすごくよく似た症状が出るんです。ちなみに男性の場合
- ひげの伸びが遅くなった
- 筋力が落ちた
というのも更年期障害の特徴だそうですよ。
ところが、モンダイなのは、男性にも更年期障害があること自体が「知られていない(●_●)」という点です。男性自身も知らない上に周囲も気がつきません。男性って女性に比べて体調が安定しているので、ホルモンバランスが崩れたときの不安定な体調とつきあい慣れていないんでしょう。おそらくそういうことも重なって、本人も周囲も更年期障害の症状を「うつ病だと思い込んでしまう」んです。ありがちですねえ。激務な年代でもあるのでそれでなくても疲労は溜っているはずですよね。
ワタシ的には、この年代の男性に自殺者が多いのも、更年期障害に基づく気分の落ち込みが理解されていないせいじゃないかと疑っているくらいです。
で、チョイネタなんですが(笑)、このテストステロンの分泌が多いか少ないかを外見からチェックできるんです。なんとビックリなことに、人差し指と薬指を比べて「薬指が長い人ほどテストステロンが豊富」なんだそうです。なんでも薬指の骨にはテストステロンの受容体があるので、これが長いほどテストステロンが多いんだとか。つまり「薬指の長い人の方が更年期障害になりにくい」ということです。これは男性だけでなく女性でも同じで、薬指の方が長い女性はちょっと男性的なところがあるということになります。
え? ワタシ? つまんないことにワタシは、人差し指と薬指がだいたい同じくらいの長さです(笑)。これってホドホドの男っぽさ女っぽさってことかしら。
是非パートナーの薬指をチェックしてみてくださいね。
対策
さて、この男性の更年期障害。老化…いや加齢によるホルモン量の低下に基づくものなので、根本的には解決しません。ただ、気をつけて過ごすことで、軟着陸できるというだけです。
その軟着陸方法として、もっとも重要なのが「睡眠」です。テストステロンは夜に作られるので、ホルモン生成の時間帯に起きていては生成されないんです。よく言われる成長ホルモンと同じように「10時~2時」の間だと言われています。つまり夜更かしはNGなんです。
でもねえ、この点では、遠距離通勤をされている方で、激務なんだよなあという方(実にたくさんいそうですが)はか~なりタイヘンです。帰宅が深夜に及んで就寝時間がズレこむと、どうしてもホルモンの生成が阻害されてしまうからです。まあ、早めに帰宅できるようにするだけではなかなか間に合わないでしょうから、たまには会社の近くにホテルを取ってぐっすり眠るようにした方がいいかもしれません。それも遅くちゃダメなんですよ。ある程度で仕事を切り上げないとイミがないですからね。
また、テストステロンは筋肉を刺激すると作られやすくなるので、筋肉を刺激するような「スポーツや筋トレ」はとても有効です。男性ホルモンですからね、なんてったって。思春期に男らしい身体になるときに、筋肉がどんどん付いていくわけですから。言ってみれば、この逆をやってみようということですね。
しかも、わくわくドキドキ(★∇☆)するような刺激もテストステロンを高めます。ジミ~にコツコツ、シーンとシズカに独りでコッソリ、みたいなカンジじゃないんですよ。
- ドガガガガガ!!
- イヤッホゥ♪ (^0^)/
- で? ででで??(☆▽☆)
- くぅうぅ~~~、たまらん♪
みたいなカンジ(笑)。
- ゲーム性があって
- (ひとりより)みんなでやれて
- (ちょっと筋肉を使う)スポーツ
がバッチリだということです。こうやってみると、お祭りで村対抗でお神輿を担いで大騒ぎしたりするのは、男性ホルモンのためにいいんですね。いや、男性ホルモンのせいであんだけ騒ぐのかな?(笑)。
もうひとつ、テストステロンのためには「嗅覚を刺激する」といいのです。アロマテラピーやお香、ハーブティーなど香りのするものを生活に取り入れてみましょう。男性にはなじみが薄いかもしれないので、選んであげるのもいいと思いますよ。
中年期以降ホルモンバランスが乱れるのは、男性も同じ。自分の体調にドンカンな男性に代わって、早めに気がついてあげたいですね。
image by: Shutterstock
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