ちなみに高島嘉右衛門はこの事業では莫大な私財を投じていますが、できたものをそのまま政府へ献納しています。事業で儲けた金で、社会に貢献する。これをとんでもない規模で実行していたのが高島嘉右衛門です。
埋立地ができ、鉄道が敷設されたことで、この一帯が大きく発展していきます。町名は、高島嘉右衛門にちなんで「高島町」と名づけられます。
鉄道の駅名では、横浜市営地下鉄ブルーラインの高島町駅の駅名にその名残があります。かつては国鉄時代に貨物駅として高島駅があり、また東京急行電鉄の駅で高島駅もありましたが、時代の流れの中で駅が廃止されてしまっています。町名も高島は残っていますが、その一部は「みなとみらい」に変わっています。
鉄道の日に、その開設に大きく寄与した易聖の存在と功績を、心から偲びたいと思います。
image by: Wikimedia Commons
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