いよいよ開幕「東美特別展」。一足早く鑑賞&おさわりしてみました!

2016.10.14
by よっすぃ~♪(まぐまぐ編集部)
 

“おさわり”は本当にできるのか、試してみた!

さて、そんな「東美特別展」の他にはあまりない特徴といえば、出品作品の多くが直接手に取って鑑賞でき、気に入った作品があれば購入できるというところ。

実際に買えるかを試すのはひとまず置いとき、まずは本当に作品に触れることができるかどうか……ということで、お邪魔したのが「しぶや黒田陶苑(ブース31)」のブース。

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今回の「東美特別展」では「昭和名碗鑑」と銘打ち、現代陶芸の礎を築いた巨匠たちの名碗を多く展示しています。

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「あのぉ、直接作品に触ってみても……ハァハァ」と、まるで不審者のように迫る編集部に対し、「もちろん、構いませんよ」と快く応じてくださったのは、しぶや黒田陶苑の黒田裕治さん。

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差し出してくださったのは、川喜田半泥子の『志乃』という作品。ちなみに作者の川喜田半泥子(かわきた はんでいし)は、明治から昭和の時代を生きた人物で、銀行の頭取を務めるいっぽうで文化事業の支援や作陶活動に打ち込み、「東の魯山人、西の半泥子」とも称されているすごい方なんだそうです。

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お値段のほうも、当然ながらウン百万円するとのことで、触らせて欲しいと頼んだのにも関わらず、思わず躊躇してしまう編集部員。しかし、意を決して……。

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はぁあああああああああんんッッッッッッ!!!(恍惚)

……というわけで、小心者の編集部員は“ツンツン”で果ててしまいましたが、黒田さん曰く、作品は積極的に手に取っていただいて結構だとのこと。

とくに茶碗に関しては、裏返してみないとわからない高台(こうだい)と呼ばれる器の足の部分や、手に持った際の重量感やしっくり来る感触なども、鑑賞ポイントなんだそうですよ。(ただ実際に手にする際には、事前に店の方に声をひと言かけて、決して手荒に扱わないようにしてくださいね)

このように、超一流のアート作品を間近で見ることができるのはもちろん、あまよくばおさわりもできてしまうという「東美特別展」三年に一度だけの貴重な体験を、あなたもこの週末に味わってみてはいかがでしょうか。

 

「第20回 東美特別展」開催概要
●日程:
平成28年10月14日(金) 10:00~19:00
      15日(土) 10:00~19:00
      16日(日) 10:00~17:00
●会場:東京美術倶楽部 東美ミュージアム
●主催:東京美術商協同組合
●企画協力:一般社団法人 アート東京
●入場料:一般 1,500円(前売券 1,000円)
     中・高・大学生 1,300円(前売券 800円)
     ※価格はいずれも税込
●出展者:東京美術商協同組合員 65店

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