ノーリスクの「ダメ元」だったら、喜んで失敗したほうがいい理由

 

おそらく90%の人は前者で思考を停止するでしょう。別名、損さえしなければそれでOKと考える人々はこちらを選択します。一方、ノーリスクなら何かをゲットするまで頑張った方がトクじゃん、と考える人々は後者を選択するのです。人生の結果とは、この積み重ねが化学反応を起こして表出化したものなんです。

前者の考え方をする人は、いつでもどんな時でも前者の思考をするもので、同じく後者の考え方をする人は、どういう機会に遭遇しても後者のように貪欲に何かを手に入れるのです。それが10年続いたら人生にどういう差が生まれるのかはあえて説明する必要がありませんよね。ダメ元という状態では、特にその違いが目立つんですよね。

ダメ元ってノーリスクの状態なんですよ。誰も成果を期待していない、もしかしたら多少のロスを出しても仕方ないかと上司が考えている、その状態がオイシイ場面だと思えないとしたら、それはビジネスパーソンとしてセンスがなさ過ぎですよね。失敗しても叱られない場面なら、喜んで失敗して失敗という経験値を積む、それだけだって損をしないことを金科玉条のように奉じている人よりは上等だと思いますよ。

失敗や損って、符号がマイナスというだけの話で、符号がプラスに変わったら大成功になるわけですよ。ところが、失敗しない人というのは、ゼロですからこれはどうやってもゼロのままなんですよ。日系企業に多くいる、失敗を恐れる人達って無難にゼロを積み重ねただけで、未来で大化けする株を全然持っていないってことと同じなんですから。

これからの時代、そんなオトナはマーケットから抹殺されると思うんですけどね。

image by: Shutterstock

 

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
著者/佐藤しょ~おん
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て無料で公開。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信する。
<<登録はこちら>> 
print
いま読まれてます

  • ノーリスクの「ダメ元」だったら、喜んで失敗したほうがいい理由
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け