なぜ1足2万円の「最高級スリッパ」に注文が殺到しているのか

 

◆戦略分析

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■戦場・競合

  • 戦場(顧客視点での自社の事業領域):スリッパメーカー
  • 競合(お客様の選択肢):スリッパメーカー→「パンジー」など
  • 状況:日本製のスリッパは中国製などに押される形で厳しい状況のようです

■強み

1.上質さ

  • 最上級の「絹」を履くという贅沢さ
  • 日本の生活文化の中で育まれた美しい所作をイメージしたデザイン

2.履いて気持ちいいスリッパ

  • 最高級の絹を使って、米沢織り職人が一つ一つ手作りしています

★上記の強みを支えるコア・コンピタンス

「こだわりを持った独自のモノづくり」(歴史、文化、独自技術、デザイン)

  • 工業技術センターとの共同研究として、紅花とお雛様で知られる山形県河北町谷地の履き物産業と米沢織りの出会いから生まれた袴地仕立てのスリッパです。
  • 「絶対安いものは作らない」「品質が第一」という先代の思い
  • 「HAKAMA JITATE」「KINUBAKI」などの高級スリッパを作れるのはこの道約40年の工場長・太田洋子さん一人
  • 外部のデザイナーとのコラボレーション

上記のような独自のモノづくりの歴史や文化、独自技術などがあるからこそ、強みを実現できているといえます。

■顧客ターゲット

  • 高級旅館、高級ホテル、美術館など
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