MAG2 NEWS MENU

【豆知識】正月三が日に白い新品下着をつければ幸せになれるワケ

今年も残りあと僅か、新しい年を迎える準備をする時期となりました。ところで、新年の準備に「下着を新調する」という項目、入っていますか? 無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者・真井花さんが新年に一新すべきモノを紹介、その理由も教えてくださっています。

新品+白

さて、本日は新年に一新したいもののお話。

あっという間に12月が過ぎていきますね。あまりのスピードに…、と感じるのはトシのせいでしょうか(^◇^;)

この時期になると、子供のころ一緒に暮らしていたおばあちゃんに「下着の買い出し」を言いつけられたことを思い出します。明治生まれのおばあちゃんにとって、「古い下着でお正月なんてトンでもない!」ことだったんです。で、家族の分を最低一枚づつ(自分の分は二枚♪)でもいいから買ってこいと。

当時は現代よりお正月に特別感がありましたから、なんとなく納得できたものです。なにより新しい下着を買ってもらえるのが嬉しかったってハナシもありますが( ・∀・

ところが、そのあと何年も何十年(?)も経って、おばあちゃんの習慣にはソレナリの意味があったことが解りました。新年には年神様がいらっしゃるので、身ぎれいにしないと失礼なのだということです。

新年の行事は、年があらたまった三が日にその年の神様を各家庭にお迎えするということに由来しているものが多いんです。このメルマガでも過去の正月ネタで書きましたが、お年玉とか門松などはまさにその典型例です。

格式の高い大切な方が訪問してくださるのだから、部屋は清潔にしておいて、訪問中には洗濯も掃除もしないし、たとえ子供といえどケンカや大騒ぎは厳禁。みんな年神様が訪問中だからなんですよ。あ、いや、こういうワケなので、もちろん下着だけじゃなくて、トップスもボトムスもアウターもボーシも靴下もハンカチもなーにもかも新調してくださってもいいんですよ。

ただ家族全員分となると、なかなかそういうわけにもいかないんじゃないかと。きっとおばあちゃんもそう思っていたんだと思うんです。で、「せめて下着だけでも」というお話なんです。

さらにおばあちゃんの言うことには続きがありました。買ってくる下着は「絶対白にしなさい(─_ー)」でした。勝負下着でもなければ下着の色なんてそんなにバリエーションがあるわけでもないですが、グレー、ベージュ、薄いピンクくらいは、白と同じくらいたくさんありますよね。でも色が付いてちゃダメなんだそうです。ま、当時理由を聞いてみたんですが、祖母自身解っていなかったのか「そういうモンなの」でオワリでした(^Д^)

ただ、後になってみると、白の下着にこだわる理由は、白が清浄さを表すからだと思っています。年神様をお迎えするのに、本来潔斎して身を清めるべきところを清潔な新品の下着で代用しようとしているわけですから、そりゃ清浄さがことさら重要ですよね。新しいだけじゃダメで、色でも汚れのないことを示したいんです。

新年には年神様がいらっしゃって今年の福徳を授けてくださる。清浄な白い下着を身につけてお迎えしたいですね。

image by: Shutterstock

 

システマティックな「ま、いっか」家事術
食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。
<<登録はこちら>>

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け