出典は、最近読んだこの本です。快進撃を続ける『5時に夢中!』の大川Pの著作。低予算で面白く話題になる企画を作るヒントが満載。

『視聴率ゼロ!』(大川貴史 著/新潮社)
不足を忘れた企画者は、終わりです。
有名で注目を集める企画者たちは、お金がない、人材がいない、許可が下りない、時間がないと、ないない尽くしのギリギリの環境の中で頭を絞り、行動を起こして、自分を鍛え上げた結果、今のように十分なお金が使え、人材も集まるような恵まれた環境を手に入れるようになったのです。
それを勘違いして、大した能力もない企画者が、「お金をいっぱいかけさえすれば」「人間をいっぱい集めてやらせさえすれば」といった無尽蔵な企画を平気で出してしまい、頭や手足を使うことを全くやりません。その結果、いつまでも能力が身に付かなかったり、ネットから集めた情報で記事を組み立てて 世間から怒られたりするのです。
たとえお金がなくても、たとえコネがなくても、だからこそ生み出せる発想がある。「むしろ恵まれた大手には出せないものだ」と考えて、発想で勝負することを喜びとする、そういう意識を持った企画者こそ、本当の意味での企画者です。
予算も人材も時間も何もかも、不足していて当たり前。「いろんなものが不足しているからこそ、面白い企画を考えようぜ!」と、楽しく考えていくべきなのです。
【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)
- 自社に圧倒的に不足しているものは何だと思うか。自分の考えをノートに挙げていく。
- 「不足しているからこそ、それが強み」だと考えると自社にはどのような強みがあるか。併記する。
image by: Shutterstock
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