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用意するのは付箋とペンだけ。トラブルを客観視できる簡単な方法

問題に直面した時、人間がまっさきに考えるのは「ある2つの選択肢」だそうです。しかし、実はその選択肢はどちらを選んでもNGなのだとか。無料メルマガ『たった一つの小さな「コツ」があなたを変える』では、著者で大学講師でもある野澤卓央さんが、2つの選択肢にとらわれず問題を客観的に見られるようになるコツを紹介しています。

問題が客観的に見られるようになるコツ

人間の脳は問題を目の前にすると、まず、「戦う逃げる」の二択になります。例えば、会社を辞めるか、続けるか? 家を出るか、残るか?自分の意見を押し通すか、諦めるか?

問題解決の方法が二択になっているときは要注意。たいていの場合、そのどちらを選んでも、その言動が後々次の問題を引き起こすことになってしまいます。

頭の中を整理する方法はたくさんありますが、僕がやってよかった方法を書きたいと思います。

最初に、「原因」、「現状」、「目標」、「影響」、この四つのキーワードを付箋に書き出し、この順番のまま50センチほど離して床に貼ります。

次に、一つの場所で、一つのテーマについて考えていきます。違うテーマについて考えるときはそのテーマの場所に移動します。

その1 「目標」の場所に立ちます

今ある問題が「本当はどうなったらいいか?」、目標を考えます。十分、想像できたらその2に移動します。

※付箋を貼る順番は「原因」からですが、あえて目標から考えるのがポイントの一つです。

その2 「影響」に移動します

その場所では「目標を達成するとどんなことが起こるか?」、目指していたことを達成したり、手に入れたあと、どの様なことが起きたり、その影響が周りにどう広がるか想像します。

身体の感覚や気持ちがどうなっているかに注目してください。

その3 「現状」の場所に移動します

現状はどんな感じなのか?何が起きているのか? 何を感じているのか? 考え、想像してみます。

現状を想像できたら、次に行きます。

その4 「原因」のところに移動します

何が原因なのか、要因なのかが気になるようであれば、この場所で考えます。

その5「原因」→「現状」→「目標」→「影響」と移動する

「原因」から「影響」までその場所で考えたことを想像しながら移動していきます。それぞれの場所で、身体や気持ちがどう変化するか? 感じてみてください。

その6 一歩外に出て観察する

「原因」→「現状」→「目標」→「影響」の場所から、数メートル離れ全部を客観的にみてください。どの様に見えますか?

自分の考え方や気持ちの持ち方が客観的に見える様になり、新たな目線が生まれます。

悩んだときは一箇所であれこれ考えるのをやめ、場所を変えて考えるだけでも頭の中が整理されます。

どうするか? 何をするか? 混乱した状況で方法を考える前に、そこから離れてみる。考えや気持ちをいったん整理するための方法を知ることが大切なのかもしれないな。

【今日のコツ】

抱えている問題の多くは頭の中を整理して、本当はどうしたいか?がわかると解決し始める。

image by: Shutterstock
 
 
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