炎上中の横浜市だけじゃない。探偵が明かす原発避難いじめの実態

 

今回、横浜市はマスコミによって「原発いじめ」があり、その内容も衝撃的であったことから、継続取材も続いているが、原発いじめは、それこそ様々な地域で起きていた

これに強く教育的指導で立ち向かい、いじめを解消したクラスもあれば、結果的に転校したり、保護者間からの嫌がらせにも発展して私が介入したケースもある。

横浜市の報道以降、様々なメディアから新たな原発いじめについて情報の提供を求める連絡があったが、今、やっと平穏に暮らせるようになったのに、その場を荒らすことは私にはできないという理由で、過去事例の取材については全てお断りさせてもらった。

伝説の探偵では、本人が特定されない範囲で、どんないじめを受けていたかのみを報告したいと思う。(メディアのように今を追わない)

2011年当時小学4年生であったAさんと中学生だった姉、母は津波で父らを亡くし、母の実家に身を寄せることになった。

家も流されていたため、着の身着のままでの引越しであった。

いじめは初登校から始まった。

自己紹介をしていたら、坊主頭の男子が「セシウムだ!」と大声で言ったのだ。周囲はドッと笑い。担任は聞こえないフリをしていた。

それから、Aさんはことあるごとに「セシウム」と呼ばれ、「席をつけてもらえない。」「給食の班わけに入れてもらえない。」などのいじめを受け、ついには母に「学校に行きたくない。」と言うまでになった。

私が直接話を聞きに出向き、話をしてくれるまで2日間通い、やっと聞いた上で、録音対策を行うことにした。

録音ではその様子が克明に記録され、さらに複数回の録音に成功した。

その中で、確かに担任教師がその場にいることがよくわかるものがあり、笑って対応するものもあったが、この担任は、真横で起きているやりとりを「聞こえなかった」「知らなかった」と嘘をつく始末であった。

結果として転校するまでの間、学校長と副校長がこのクラスの補助となり厳しく指導することになって、その通り実行されたが、当の教師は不利な立場となったことで心を痛めたとして無断欠席を繰り返し、ついには、学校に来なくなってしまった

この教師は、被害保護者のことをモンスターだと決めつけていたし、自己保身が強く、他者批判ばかりが目立った。
また、学校長や副校長、主任教員などへは、自己保身ばかりを気にして、同僚でも部下でもある自分自身を助ける人は誰もない。と嘆いていた。

つまりこの担任は全く反省をせずに、他の要因があって仕方がなかったのだとしたいのであろう。

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