【書評】なぜアメリカ人は、慰安婦問題で韓国の味方をするのか

 

当時のアメリカは南部と北部でまるで文化が違い、様々な問題があった。奴隷制もその中の一つだった。それら軋轢が原因で南部がアメリカ合衆国から脱退し、アメリカ連合国として独立した。北部はそれを許さず、南部を攻撃した。南部はただ独立して北部と関わりを持たないことを望んでいただけだった。現在も北部の人たちは、南北戦争は奴隷を解放した人道的な戦争だと思っているが、それは違う。当時の北部の人たちはそんなことは考えていない。開戦して2年経ち、北部の勝利が確実になった後、リンカーン大統領は奴隷解放宣言を行った。大東亜戦争開始直前の日本は南軍のような選択を迫られたのだ。

アメリカ人はプロパガンダがとても巧みだ。いまもそれに騙されている日本人が多すぎる。アメリカが日本を戦争に追い込んだ事実を絶対に認めない。アメリカの歴史学者は、虚構の慰安婦問題についても、中立の立場で物を言えない。フェミニストの言い分に異を唱えると失職するからだ。アメリカが日韓の歴史問題に関わるのは大きな間違いである、と著者は断言する。この本ではまた、日韓問題で韓国を強く批判しているが、著者が心から願っているのは「韓国人は、もう日本のせいにするのはやめて自分たちの社会の問題を自分たちで解決できるようになってほしい」ということである。まことに同感である。

If one tells a truth,it is not hate speech.

海外へ留学する学生、勤務する人はこれくらいの説明を英語でやって欲しい。このテキストを丸暗記すれば立派な日本代表である。

編集長 柴田忠男

 
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