「おせっかい」が救う、50歳の引きこもり息子を抱えた高齢家族

 

もっと深刻な引きこもりのまま50歳を迎えるというケースもあります。先日、名簿を提出してもらえない状況を憂う理事長さんが、言っていました。

「もう、分からないんだよね。誰がどのような状況で暮らしているか。どうも、80歳代の親のところへ、途中で戻ってきたまま引き込もっている50歳の男性がいるらしいけど、もちろん届出はないし、親は近所とも付き合わないし、その息子の姿もほとんど見ないので、管理員さんしか存在を知らないんだよね。親が隠したがっているので、知らないふりをしているべきかとも思うけど、親が弱ったらどうするのか心配なんだよね…」

と。話を聞いた私も心配になりました。

引きこもりの人の就労支援は、ほとんどが34歳までと言われます。40歳になると難しいと言われる中、50歳を迎える人も、今後どんどん増えてくると思います。この理事長さんのように、何となく察して気にしてくれている人がいるのはまだましで、本当に、マンションの中で孤立していても誰も気がついていない高齢親子も、きっとたくさんいるんだろうと思います。

みんなが、さりげなく近所に注意を向けるって、やっぱり必要ですね。で、もう少し、踏み込んで、ちょっとおせっかいに働きかけることも…。そのおせっかいが孤立している人を救うことにもなります。私も、ちょっとおせっかいになろうと思います。

image by: Shutterstock.com

廣田信子この著者の記事一覧

マンションのことなら誰よりもよく知る廣田信子がマンション住まいの方、これからマンションに住みたいと思っている方、マンションに関わるお仕事をされている方など、マンションに関わるすべての人へ、マンションを取り巻く様々なストーリーをお届けします。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 まんしょんオタクのマンションこぼれ話 』

【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

print
いま読まれてます

  • 「おせっかい」が救う、50歳の引きこもり息子を抱えた高齢家族
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け