ヤマト運輸「無人配送」に異議あり。中島聡氏が指摘する物流業界の課題

 

例えばですが、全国各地にあるコインランドリーとパートナーシップを組んで(もしくは買収して)宅配ロッカーを設置するとか、コンビニチェーンと提携して、各コンビニに宅配ロッカーを設置する、流通ネットワークを共有する、などは悪くないと思います。

不在による再配達率が3~5割であることを考えると、コンビニやコインランドリーなどに設置した宅配ロッカーへ配達することにより、大幅にコストを減らすことが出来る事は明確です。

宅配業者にとって、宅配ロッカーのネットワークを持つことは、コストカットになるだけでなく、大きな差別化にもなります。私がヤマト運輸の経営者であれば、ロボット配送なんかよりも先に、まずはそこに力を入れます。

image by: ロボネコヤマト公式YouTubeチャンネル

中島聡この著者の記事一覧

マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。IT業界から日本の原発問題まで、感情論を排した冷静な筆致で綴られるメルマガは必読。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 週刊 Life is beautiful 』

【著者】 中島聡 【月額】 初月無料!月額880円(税込) 【発行周期】 毎週 火曜日(年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • ヤマト運輸「無人配送」に異議あり。中島聡氏が指摘する物流業界の課題
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け