【書評】上階で殺人&水漏れ…本当にあった怖いマンション事件簿

 

著者は持ち家であるマンション1Fの部屋を貸している。その部屋に事故が起きたからと、マンション管理会社から呼び出しがかかる。駆けつけると部屋は水浸し、真上の部屋からいまも落水中。上の部屋では殺人事件が発生なぜか水道蛇口が破壊され水が噴出、元栓は閉めたらしいが、1Fへの落水は3日半続く。

なぜ上の部屋の様子を見られないのかというと、警察が占拠中だからだ。それは12日間にわたる。もっとも被害者といえども、その部屋に入る権利がない。不動産会社を介して第三者に部屋を貸していたのだから、大家として引越代や家財道具の損害賠償金など最終的に100万円は飛ぶ。家賃収入もなくなった。

復旧工事にいくらかかるかわからない。管理会社によるとマンションの共有保険は今回の場合、適用されないようだ。事故は不可抗力ではなく、故意の破損(上の部屋のマッドな男が母親を刺し、蛇口を破壊した)だから保険金が出ないという。問題を起こしたのは上階だから、上階の保険で処理するのが普通だ。

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