● Gmailに新機能、AIがメールを解析し返信文作成!iOSにも対応
少し前の記事ですが、Google が Gmail に、自動的に返信文を作成してくれる新機能を追加した、という記事です。
Google がこんな機能を提供する理由も分かるし、それを喜んで使う人たちがいるのも分かりますが、いつもいつも「いつもお世話になっています」などという定型文で始まるメールを読むたびに、逆に「疎遠さ」を感じてしまう私としては、あまり喜ばしくない機能だと感じました。
メールより、Facebook Messenger や Slack が(私も含めた特定の層のユーザーに)良いとされる理由の一つが、その手の(時代遅れな)社交辞令を抜きにして、効率よくコミュニケーションできる点にあります。
Gmail のこの機能により、(心のこもっていない)定型文が増えるのであれば、ますますメール嫌いな人々が増えてしまうのではないかと思います。
この記事を読んで最初に思い出したのは、星新一の「肩の上の秘書」というショートショートです。未来の世界では、誰もが人工知能を持ったインコ型ロボットを肩に載せており、本人が要件だけを囁くと、インコが礼儀正しい丁寧な言葉で代弁してくれます。逆に、聞き手の方では、その丁寧な言葉をインコが聞いて、要点だけを説明してくれるのです。
ちなみに、(本題とは関係ないですが)会社でのコミュニケーションに欲しいと思ったのは、Slack と連動して動くミニブログ機能です。特定のチャンネルに書くには個人の意見を反映しすぎており、かつ、わざわざブログの記事として書くのは大げさ、ぐらいなものを、Slack の ID を使ってつらつらと書ける仕組みです。
それならば Slack に個人チャンネルを立てれば良いと言う意見があるのも分かりますが、それを全員がするとチャンネルの数が増えすぎてしまいます。そのあたりの「共通タイムライン・チャンネル」のようなもので、まとめつつ、ワンクリックで特定の人のタイムラインにアクセス出来るようになっていると、とても良いと思います。
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