ちっとも解決せぬ「捕鯨問題」の裏で見え隠れする、利権と天下り

 

ところで、食糧として、自然界の生物の一つとして、人間はクジラとどのような接し方をするべきでしょうか? 八木さんと同じく、「情報を提供してまぐまぐの読者の方の判断の参考にする」ということから整理をしてみました。

1)クジラは哺乳動物で海に住んでいるので重力の影響を受けず、地上最大の大きさになった。イルカも同じ類である。

2)昔から、東洋では肉や脂を、欧米では脂を採るために狩猟の対象となっていた。

3)日本が鎖国を解くきっかけとなったペリーの浦賀来航の目的はクジラ漁の寄港地だった。

4)日本は戦後、大々的に南氷洋で捕鯨を行い、シロナガスクジラが激減し、国際的な反発を買った。

5)動物愛護、自然保護、海への畏敬、菜食主義などの思想的な問題で国際的に捕鯨が禁止されるようになった。

6)日本調査捕鯨という名目でミンククジラを中心に捕鯨を続けている

7)世界的には、ノルウェー、韓国が多く捕獲していて日本の捕鯨量はそれほど多くない

8)クジラは増えてきて、クジラの絶滅などの心配は無い

9)クジラやイルカは頭脳活動が盛んで、高等動物と見なされることがある。

10)イルカは体内に水銀が多く、その害が心配されている。

11)クジラが食べる魚の量は3億トン程度と言われ、人間の1億トンの約3倍である。

12)捕鯨禁止の運動は賛同者も多くビジネスにもなっている。

13)日本の方針が定まらず、国際会議における日本の主張は筋が違っていることが多い。

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