日本のアニメ制作をダメにする「ブラックボックス」問題

 

具体策と次回予告

さて、ようやく具体策に言及できる頃合いになりましたが、問題の指摘があまりに長引いてしまいました。とはいえ、ここで次回にきっぱり持ち越してしまったら皆さんに怒られてしまいそうなので、結論だけは述べておこうと思います。

上記の諸問題の多くは、「作画」と「声」の作業プロセスを入れ替えることで大幅に改善する、と筆者は考えます。

つまり、筆者は 「『アフレコ』を撤廃し『プレスコ』を導入する」ことを提案したいのです。

では今回はここまで。次回、具体策(後編)でお会いしましょう。

文責:小原康平

image by: Shutterstock

 

Ministry of Film – ゼロからのスタジオシステム –
映画業界での国際的なキャリア構築を志す若手日本人著者が、米ロサンゼルスの権威ある映画大学院(AFI、USC)で学んだカリキュラムを下地に、実務レベルでの「ハリウッド」と、世界の映画事情を解説。メンバーのリアルタイムな活動記、映画レビュー、そして毎回異なるテーマでのコラムを中心に展開する。
<<登録はこちら>>

print
いま読まれてます

  • 日本のアニメ制作をダメにする「ブラックボックス」問題
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け