秋のしつこい憂鬱には『身柱(しんちゅう)のお灸』
肩甲骨中央を横切る骨の出っ張りの左右の内端を結んだ高さの背骨の下縁の圧痛のある場所に「身柱のツボ」をとりお灸をすえます。
「身柱のお灸」は「チリケの灸」などといって、子どもの「癇の虫」やココロのモヤモヤの気晴らしをするときに、昔から重宝されてきたツボです。
気持ちの落ち込みや気だるさ、心配事や眠れないときなど「身柱のお灸」をその都度もちいることで、ココロとカラダのモヤモヤが楽になります。
朝のスタートはちょっと早めに
カラダのアイドリングに時間のかかる秋は、起床時間をいつもより少し早めにします。
起きてすぐに活動するのではなく、温かいものを飲みながら音楽を聴いたり読書を楽しんだり、ボーっとする時間を30分ほど取るようにします。
ポイントは背中を厚手の衣服で保温しながら、ひざを抱えて過ごすこと。
代謝の高まらない背中に毛布などをかけて過ごすことで、心臓や呼吸器など活動に必要な臓器の働きがたかまります。
冷えを感じないカラダは、余計な力みを持つことなく朝のゆとりの時間を過ごせるので、活力がみなぎりやすくなります。
また、ひざを抱えて過ごすことで、骨盤内や下半身の血流が良くなります。
腰や太もも、足首などのストレッチにもなるので、ボーっとした後のカラダが身軽に感じられます。