言葉の限りを尽くしても、ちっとも商品が売れない…。そんなお客様にいとも簡単に、しかも自主的に購入していただく方法があるとしたら? 様々な接客業の経験を活かし、現在は接客販売コンサルタント&トレーナーとして活躍中の坂本りゅういちさんが自身の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で、営業マンや販売員なら喉から手が出るほど知りたいその「裏ワザ」を公開しています。
悩みを解消する発信
ネットで検索をするとき、疑問やわからない、知らないことなどを検索する人がたくさんいます。私ももちろんその一人で、「これ何のことなんだろう」とか「こういうときどうしたらいいんだろう」とかちょっと疑問に思ったり、自分の知識では足りないようなときには、すぐにネット検索をします。そして実はそこに、発信のヒントが眠っています。
巷でもよく言われていますし、私もよく言うことですが、ショップに限らず、今の商売は発信ができていなければ、どんどん難しくなっていきます。誰にも知られる機会がなかったり、知られたとしても情報が少なかったりして、購入意欲が湧かないからです。
しかし、そういった情報もほとんどが売り込みです。「この商品がいいんですよ!」「他にはない商品ですよ!」「こんなこだわりで作ってますよ!」といった売り文句ばかりで、すでに売り込みに飽きている消費者が見ても何とも感じないものばかりなんですね。
ですが、これが悩みを解消するための情報だとしたら話は変わります。例えば、私はつい最近、ある悩みがありました(別に心配するようなものではないです)。今まで経験したことがないものだったので、どうしたらいいかなぁとボーッと思いながらネットで検索をしてみたわけです。
すると、「〇〇の時はこうするといい」みたいな情報が出てきます。その情報を見ていくと、具体的な解決法が載っているわけです。そして同時に、その悩みを解決してくれる商品も掲載されていました。そりゃ、欲しくなって買いますよね。つまり、お客様が悩んでいて検索をかけたときにその悩みを解消してくれる商品が見つかれば購入意欲が湧くということです。
「こんな悩みを解消するには、こうするといいよ。ついでにウチではより早く解消するために、こんな商品を扱っているよ」という情報であるからこそ、お客様は売り込まれているのではなく、自分で能動的に見つけた商品なので、お金を払うことに躊躇がなくなります。そんな情報をいかにショップが出せているかということですね。
どんな業界でも、必ずお客様は悩みを持っています。その悩みを解決する方法を探したときに、自店に行き当たるような情報を出せているか? 出せていないとしたら、どんな情報を出さなければいけないのか? すぐに考えて、発信を始めてみましょう。
今日のおさらいです。
- 悩みを解消するための発信をしておく。
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