京セラの稲盛さんは、さらに進化を求めました。「誰にも負けない努力を続けない限り、大きな成果は期待できない。人並み以上の努力をせずに、大きな成功を収めるということは絶対にない」「私がそうだったように、あえて厳しい環境を見出していけば、必ず成長できるはず」とは稲盛さんの言葉です。
普通でないことを行わなければ、世界と競い賞賛される企業になれない。そのために稲盛さんが考えられられたのは、アメーバ単位が自身でその働きを一目で評価しフィードバックできる「時間当たりの付加価値」と「全従業員の『心』の幸福(成長)」のための行動規範を示す「京セラフィロソフィー」です。
これらは微妙に融合されて、日本人の心的特性「和の精神」「恥の文化」を活き活きと脈動させて、他が追随できない「成果」が実現される組織が構築されて行った言えます。稲盛さんの行ったのは、スティーブ・ジョブズが行ったのを上回るかもしれない「成果」実現のためのシステムのイノベーションだと思えるのです。
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