ジョブズの上を行く。京セラ稲盛氏の、社員のやる気喚起システム

 

京セラの稲盛さんは、さらに進化を求めました。「誰にも負けない努力を続けない限り、大きな成果は期待できない。人並み以上の努力をせずに、大きな成功を収めるということは絶対にない」「私がそうだったように、あえて厳しい環境を見出していけば、必ず成長できるはず」とは稲盛さんの言葉です。

普通でないことを行わなければ世界と競い賞賛される企業になれない。そのために稲盛さんが考えられられたのは、アメーバ単位が自身でその働きを一目で評価しフィードバックできる「時間当たりの付加価値」と「全従業員の『心』の幸福(成長)」のための行動規範を示す「京セラフィロソフィー」です。

これらは微妙に融合されて、日本人の心的特性「和の精神」「恥の文化」を活き活きと脈動させて、他が追随できない「成果」が実現される組織が構築されて行った言えます。稲盛さんの行ったのは、スティーブ・ジョブズが行ったのを上回るかもしれない「成果実現のためのシステムのイノベーションだと思えるのです。

image by: 京セラ株式会社 - Home | Facebook

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戦略経営のためには、各業務部門のシステム化が必要です。またその各部門のシステムを、ミッションの実現のために有機的に結合させていかなければなりません。それと同時に正しい戦略経営の知識と知恵を身につけなければなりません。ここでは、よもやま話として基本的なマネジメントの話も併せて紹介します。

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【著者】 浅井良一 【発行周期】 ほぼ週刊

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