苦労話がウリに。集客には店の「プロジェクトX」が有効なワケ

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2000年から5年間、NHK総合で放送され大人気を博した「プロジェクトX~挑戦者たち~」。さまざまなプロジェクトの苦難に満ちたエピソードが世間に大きな感動を与えましたが…、「企業、特に個人商店の存在や商品を知っていただくためには各々のプロジェクトXを語れ」と言うのは、無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさん。お客様を「感動秘話」で強い味方にする具体的な方法とは?

あなたのお店の「プロジェクトX」を語れ!

あなたのお店や商品の存在をもっと広めたければ、お店を作った経緯や商品が開発された背景、商品を探し出した時の苦労など、それらにまつわる物語をお客さまに伝えるべきです。

あなたは、その物語の主人公です。もっとも語るに相応しい人物なのです。

あなたのこと、お店のこと、商品のことなどの中から、物語になる要素がないかをまずは探し出してみましょう。

  • その商売との出逢いはどうだったのか
  • あなたの生い立ちはどんなものか
  • 商品を見つけた時に喜び
  • お客さまに喜んでもらえた時の気持ち
  • お客さまに怒られたエピソード
  • 経営危機をどう乗り越えたのか
  • 地域社会との関わりはどうか
  • 夢や目標は何か

これらを「プロジェクトX」型のストーリーにして、お客さまに伝えるのです。

人は、人のことを知りたがります。人の苦労話が好きです。成功物語には拍手を送ってくれます失敗物語には応援をしてくれます。主人公であるあなたは、すべてをさらけ出して、見てもらいましょう。商売に取り組む強い意志と姿勢を語ってみましょう。

個人商店の基本は、人づきあいです。濃いつきあいを望むなら、あなたの真実の物語を知ってもらわなければなりません。そこに「プロジェクトX」が存在するなら、お客さまは共感し、感動し、あなたを応援してくれるようになります。

そこからは、お客さまと共に、新たなプロジェクトXの物語を作っていくことができるのです。

image by: Shutterstock.com

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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