ドラゴン桜の指南役が遭遇した、消極的な子を変えた「親の姿勢」

 

生活習慣も改善する

自己実現力のある子は、大人になってからも自分がやりたいことを自分で見つけてどんどんやっていけます。これが本当の自立です。こういう子は、大人になってからも「自分は何をやればいいのかわからない」と悩むことはありません。

言われたことはできる、宿題も片づけもちゃんとできる、与えられた仕事はきちんとできる、でもとくに自分がやりたいことはない…。子どもでも大人でもこういう人はいますが、ちょっと寂しいですね。

自己実現力のある人は、常にやりたいことがいくつもあり、それに向けて自分で勝手にがんばります。そうすると、その時々の必要性に応じて、生活習慣の面で苦手だったことが直ることがあります。やりたいこと・目的・夢を持ってがんばっている場合、それを達成したいという強い気持ちがあるので、それまでできなかったことができるようになるのです。

時間にルーズだと夢が実現できないしだらしがないと目的が達成できないのです。忘れ物をしていては達成できないし、挨拶できなければ達成できないのです。この時はじめて、親からいくら言われてもできなかったことが、自らの必要性においてできるようになるのです。

初出『月刊サインズ・オブ・ザ・タイムズ(福音社)2015年3月号』

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5年連続でメルマガ大賞の「教育・研究」部門賞を受賞!家庭教育メルマガの最高峰。教師生活23年の現場経験を生かし、効果抜群の勉強法、子育て、しつけ、家庭教育について具体的に提案。効果のある楽勉グッズもたくさん紹介。「『親力』で決まる!」(宝島社)シリーズは30万部のベストセラー。

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【著者】 親野智可等 【発行周期】 不定期

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