でも、何となく腑に落ちないのです。観光庁は、市場を席巻したヤミ民泊をなくし、民間企業の新しいビジネスで健全な市場を築いていく…と言いますが、え、企業の新ビジネスなの? 住宅宿泊事業法…でしょう? 民泊って居住実態のある住居を空いているときに活用してもらうという個人のシェアリングビジネスじゃなかったの? 企業の本格参入が目的なら、もう個人のシェアリングビジネスの域を超えているじゃないの…と。
住宅宿泊事業法の成立で、管理組合で民泊禁止の規定をつくったことで、これまで、自宅に海外の短期留学生を比較的安価で引き受けていたお宅も、もう、規約違反になるからできない…といいます。これこそ、空いている部屋を学生に安く提供しようという本来の個人と個人のシェアリングのはずなのに…。
とにかく、儲かればいい…というエネルギーが、大切なものを壊していくのは、残念でなりません。
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