現役スタイリストはクローゼットの中を見るだけでセンスを見抜く

 

1.白シャツ

白シャツといっても様々ですが、これもデザインによって時代遅れ感がでてしまうので要注意。リクルートスーツの中に着るような、ドレスシャツや、ダーツが深く入って、体のラインがシッカリ出るようなシャツはNGです。

10年以上前のシャツがクローゼットに眠っている方、それらはたぶん上記のような傾向があると思いますので、ぜひ一新しましょう。イメージとしては、生地もツルツルとしたブロード(Yシャツとかに使われるような生地)よりも、少しだけカジュアルになる、オックスフォード(ボタンダウンシャツなどに使われる、すこしカジュアルな雰囲気の生地)くらいが理想です。

シルエットも体にピッタリフィットするのではなく、少し余裕があるくらいのほうがいいですね。

2.デニム

こちらも時代感が出やすいアイテム。今年は様々なシルエットのデニムが出ていますが、まずは自分の足が綺麗に見える1本を見つけましょう。まず、1番ベーシックで着まわしやすいのは、ボーイフレンドデニムの少しスリムなシルエットのものです。

太すぎず、細すぎず、自分の実際の足のシルエットがほどよくカバーできるものが理想です。

3.Tシャツ

Tシャツって意外と難しいですよね。でも、ポイントは生地の柔らかさや、首や袖の開き具合です。

最近はそこまでいかにも『T』型のTシャツって少なく、どのブランドに行っても、少し生地がテロンとした、体のラインが緩くでるような女性らしいTシャツがあるので、1枚持っておくといいですね。

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ちなみにこちら、Tシャツとボーイフレンドデニムを使った私のアレンジコーデ。シンプルな「Tシャツ×デニムコーデ」に、フリンジジャケットや、ビーズクラッチ、レオパードパンプスなど、少しキャラ濃いめの小物たちを足してアレンジしてみました。

4.セットアップのジャケットとスカート、そしてパンツ

こちらも1セットもっていると、すごく便利。すべて単品で着まわすこともできます。色はそうですね、まず黒は1セット。あとは明るい色、オフホワイトや、ピンクベージュのような色も1セットあると便利です。デザインですが、ジャケットは体のラインが綺麗にでて、着丈は腰よりすこし下くらいがいいですね。

スカートはタイトで、しかも膝が隠れるくらいがベストです。で、気をつけてほしいのが、タイトのライン感。結構みなさんタイトスカートに抵抗がある方が多いのですが、スカートはヒップから股、膝下にまでかけて綺麗に添うものにしましょう。ヒップと脚のラインが出て不安、とおっしゃる方も多いのですが、この方がスッキリみえます。

また、ラインがでても、着丈が少し長めなので、上品に見えますよ。そしてパンツ。こちらもストレートよりは、少し裾にかけて細くなっているテーパードで、足首が見えるくらいの丈のほうがスッキリと女性らしさがでます。

5.シンプルなパンプス

シンプルなパンプス、といっても、ただのシンプルではありません。“女性らしい”シンプルなパンプスです。

普通のパンプスとなにが違うかというと、まず、先がポインテッドトゥ(すこし尖った感じ)、そして甲が浅め(足の指の股が見えるか見えないかくらいの深さがベストです)、そしてヒールも華奢なもの。ただ、外反母趾であったり、ヒールが苦手な方もいらっしゃると思います。

無理に履くのではなく、ヒールもそんなに高くなくていいので、3~5cmでもいいです。とにかく華奢に見えて、飾りのないシンプルなパンプスが理想です。

黒も1つは必ずほしいですが、次の1色はグレーやピンクベージュなどがあると、合わせやすいです。

写真 2018-04-03 15 47 11

こちらも「黒セットアップ×パンプス」を使った私のアレンジコーディネート。ちなみにこの挿しているスカーフはピンクとグリーンの2枚のスカーフをつなげてみました。

スカーフ

こんな感じ。

さて、ここで皆様はきっと「で、それはどこのブランドー!?」「どこに売っているのー!?」って思ってますよね。そうなんです、そこが問題。

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