また、中国から金門島への給水問題も、かなり以前から議論されていた問題です。中国自身が、水資源の枯渇している国であるのに、継続的に金門島に給水活動を行うのは疑問だと専門家は指摘してきました。いくら「政治利用」価値があるとはいえ、自国を犠牲にしてまでやることではないというわけです。
加えて、中国は目下米中貿易戦争の最中です。中国がアメリカに逆襲する手段は農産品しかありませんが、農産品に関税をかけても中国が自分の首を締めることになるだけです。
なぜなら、アメリカから輸入する農産品のほうが国内産の半値近く安いからです。この米中貿易戦争から、我々は2つの中国の弱点を見つけることができます。一つは、中国の産業は予想以上に弱いこと。もう一つは、皇帝がいないと中国政府は不安定になることです。この米中貿易戦争で、中国がどこまで変わっていくのかを、世界史的視野を持って見るべきです。
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