武田教授が苦言。医師たちが続ける高齢者への誤ったアドバイス

 

遅すぎた少子高齢化対策。残された7つの重要課題

ここで何を指摘したいかというと、少子高齢化というのは1970年代にはすでに分かっていたことですが、それが専門家が指摘し始めるのが1990年前後、さらに政府や日本社会が動き始めるのは2010年代で、実に「高齢者のみになった対策が始まるのに40年もかかっているということです。

そしてさらに、認知症患者数が近い将来700万人に達するという推計がなされているにも関わらず、

1.50歳から100歳までの第二の人生をどう過ごすべきか
2.体力を維持する具体的方法
3.頭脳を若く保つ具体的方法

などの基礎的な研究や情報ばかりではなく、

4.家族のあり方
5.高齢者の異性との付き合い方
6.定年の延長
7.年金の将来像

など重要な問題が未解決のままにされています。例えば、私はテレビなどが忙しくなりゴルフをやれなくなったことや、階段を降りるときに手すりが必要だったことなどから、72歳の時にテニスとキックボクシングを始めました。でもこの歳になって、人生初めてテニスやボクシングなどやって大丈夫だろうか?アキレス腱を痛めて「老人に冷や水」などと冷やかされたりするのではないかと心配しました。

それから3年。今ではすっかり元気になり、素早く階段を降りれるようになりテニスは中級の上ぐらいまでなりました。また、キックボクシングのトレーニングで綺麗な体になった女性ボクサーをジムで見ているせいか、気分も若返ったような気もします。

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