ではどうすれば真の営業力というものを身に付けることができるのか?営業力とはなんなのか?ということですが、それには発想を逆転する必要があります。
- 営業力が弱い
- 営業そのものが苦手
- セールストークが出来ない
などの悩みを抱えている人も多いと思います。でも「そういった悩みは悩みではない」「問題はそこではない」とまずは十分に認識することです。経営者や管理職はそのことを営業マンに教えることです。または、そうした悩みを無理にを克服しよう、させようなんて思わないことです。
苦手だったり、セールストークを無理にしよう、させようとするから空回りするだけなのです。その代わり、営業力が無い、営業トークが上手く出来ない、営業が苦手なりに、「お客様のために何ができるか?」を考えるのです。すると、営業力が無くても、営業が苦手でも、セールストークができなくても出来ることが他にもたくさんあることに気がつきます。
それを実際に何度も実践していくことが、無理なくお客様が興味を持ってくださり、お客様から「それを欲しい」と言ってくださったり、「君のような営業マンは信頼がおける」などというような環境へと変わっていくのです。但し、その為には、まずお客様のことを今よりもよく知る必要がありますしお客様との関係性を保つ必要があります。
業績を上げようと躍起になり、そのためのノウハウやテクニックを学ぶことが営業力をアップさせることでは無いのです。真の営業力を持つということは、お客様のほうから声をかけてくださったり、知らないところでも勝手に紹介くださったり、他の誰でもないあなたを指名してくれたり、頼られたり、相談されたり…そういう環境を持つということなのです。
御社では真の営業力をつけていくために、どのような工夫ができますか? あるいは取り組みができますか? どのように営業マンを教育しますか? お客様のことを今以上に知るためにどのようなことができますか? お客様との関係性を維持し続けるために取り組んでいることにどんなことがありますか? その取り組みをさらに活性化させるためにどんな工夫ができますか?
営業力をアップさせるのなら、まずは、そんなことを真剣に考えてみてくださいきっと、まだまだ見えていなかったことが色々と見えてくるはずです。その見えてきたことの中にこそ真の営業力を養っていくヒントがあるのです。
■今日のまとめ
「営業力を上げるには「お客様に何ができるか?」をまずは考える。」
- 営業が苦手、トークが苦手でもお客様のためにできることにはどんなことがあるか?ノートに10個以上列挙する
- 列挙したものを実践する
- 上記2点を社内でも話し合ってみる
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