米ロ関係の流れ
米ロ関係を、簡単に振り返ってみましょう。
03年、両国関係は、イラク戦争とユコス事件で悪化しました。プーチンは、イラク戦争に反対だったのです。この年、ジョージアで革命が起こり、親欧米、反ロシアのサアカシビリ政権ができました。
04年、ウクライナ・オレンジ革命。親欧米、反ロシアのユシチェンコ政権が誕生しました。05年、キルギスで革命。08年、ロシアージョージア戦争。既述の通り、ジョージアの大統領はサアカシビリ。アメリカの傀儡政権でした。
09~12年、米ロ再起動で和解。ロシアの大統領は、アメリカ大好きメドベージェフでした。12年、プーチン、大統領に復帰。13年、シリア内戦で米ロ対立。ロシアは、シリア・アサド政権を支援しています。
14年2月、ウクライナで再び革命。親ロシア・ヤヌコビッチ政権が倒れ、親欧米政権が誕生。14年3月、クリミア併合。14年4月、ウクライナ内戦ぼっ発。以後、米ロ関係は、ずっと悪いのです。
しかし、トランプ大統領は、最初から「プーチンと和解する」といっています。ところが、全民主党、共和党反ロシア派、リベラルマスコミ、諜報機関、司法、軍などが反プーチンなので、なかなか和解できない。
それでも、戦略的に、米ロは和解すべきですね。ミアシャイマーさんも、ルトワックさんも、大昔から主張しています。中国とロシア、二大国と同時に戦うなんて、バカげています。
日本は、アメリカ、ついでロシアとの関係を強固にし、中国が動けない状態をつくりあげましょう。
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