台湾の隠れグルメ?ガチョウ肉たっぷりの「鵝肉麺」が安くて旨い

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世界で一番「親日」の島国・台湾に2015年まで住んでいた日本人「小 籠包(しょう・ろんぽう)」さんが発行する無料メルマガ『~台湾大好き!メルマガ~ レレレの台湾』。今回は、台湾ではスタンダードな「切仔麺」にたっぷりのガチョウ肉が載った「鵝肉麺」をご紹介。日本よりはるかに安く手軽に「美味しく」ガチョウ肉を食べられるという、知る人ぞ知る「台湾名物」はどんな味なのでしょうか?

リアル孤独のグルメ台湾篇 「順義鵝肉」のガチョウ肉麺

妻が里帰り出産して台湾へ戻ってくるまでの4ヶ月間、台湾で一人暮らしを経験しました。その間、私が食べた台湾グルメとお店を少しずつご紹介いたします。

ちょっと小腹が空いたとき、会社の帰りに立ち寄っていた一軒のお店があります。

それが「順義鵝肉」という小さな台湾ローカルチェーンのお店でした。鵝肉ってなんだか分かりますか?そう、読んで字の如し「ガチョウ肉」のことです。

ガチョウと聞くと、日本人なら思い出すのはフレンチの高級食材「フォアグラ」ですよね。あれはガチョウの肝臓ですが、台湾ではガチョウの肉を手軽に安く美味しく食べることができます。私が今回オススメするのが、ガチョウ肉を贅沢にドサっと「切仔麺」の上に載せた鵝肉麺です!

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台湾の人たちはとにかくガチョウ肉が大好きで、街のあちこちでガチョウ肉専門のレストランがあります。燻製にしたガチョウをスライスして千切り生姜とタレで食べるのが主な食べ方なのですが、私が今回食べたガチョウ肉麺は、塩茹でしたガチョウ肉を骨ごとナタでスライスし、透明なスープの「切仔麺」に載せたものです。これが実に旨いんです!肉の旨味と骨ごとしゃぶる贅沢さ…。

ちなみに「切仔麺」とは、日本統治時代に台北のお隣・新北市の蘆洲區という地域にある、湧蓮寺というお寺の前で売られていた麺が発祥。豚骨と鶏ガラで作る「豬高湯」というスープをベースに、もやし、ガチョウの油で揚げたエシャロット、ニラを入れたシンプルな麺で、台湾ではスタンダードな麺類です。

この切仔麺だけなら30元(約120円)で食べられますが、これにガチョウ肉を載せると80元(約320円)。こんなに安くガチョウ肉の麺が食べられるのも、台湾の方々がガチョウを大量消費してくれているお陰ですね。

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以下のお店のデータは、私が通っていたお店(チェーンを辞めたようです)の別の支店ですが、味や中身は変わりません。もちろんガチョウ肉をスライスしただけのもの(約760円から)も注文可能ですので、ビールで一杯やるのも一興ですよ!ぜひ、台湾に来たらこのガチョウ肉麺をご賞味くださいね。

そうそう、燻製ガチョウ肉と海鮮が食べられる、超美味しい居酒屋風レストランがあるんですよ、しかも深夜までやってる…あ、それはまた次の機会に。

■ 今回ご紹介したお店

順義鵝肉 民權店

台北市松山區民権東路三段103巷3號

11:00~21:00 無休(旧正月を除く)

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image by: ~台湾大好き!メルマガ~ レレレの台湾

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【著者】 小 籠包(しょう・ろんぽう) 【発行周期】 8日、18日、28日など、8のつく日

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