日本人が当選の可能性も?台湾のレシートは「宝くじ」になってる

蒲田天后宮_統一發票募捐箱_20160326
 

世界で一番「親日」の島国・台湾に2015年まで住んでいた日本人「小 籠包(しょう・ろんぽう)」さんが発行する無料メルマガ『~台湾大好き!メルマガ~ レレレの台湾』。今回は、台湾での飲食や買い物を楽しみにしている旅行者にはとても嬉しい「宝くじ付きレシート」について。過去には日本人に大人気のレストランで大金の当たる1等が出たのに、当選者が名乗り出なかったという話もあったとか。台湾旅行へ行きたい方は、ぜひとも知っておきたい情報ですよ。

台湾はレシートが「宝くじ」になっているって本当?

台湾には日本とも、そして中国とも違う習慣や風習がいくつもあります。そんな独特の「ならわし」の中から、私、小 籠包が特に面白いと感じたものをご紹介します。

今回は、台湾へ旅行したことがある人なら知っている、宝くじ付きレシート「統一發票」について。台湾へ旅行されたことがない方には大変驚かれるのですが、実は台湾内で買い物した時に、レジでもらうレシートが「宝くじ」になっており、2ヶ月に1回の抽選で当選番号が発表されます。

これは台湾政府が考えた「脱税対策」の一環。店や企業がレシートを発行せず売上金をごまかすことのないよう、みんなが「レシートをくれ!」と必ず言ってくる仕組みとして、この「レシート宝くじ」が生まれたんですね。

もちろん、店の控え分とお客さんの控え分の両方が存在します。詳しくは「統一發票」で検索を。本当に頭がいいと思います、日本もこれを見習ってくれたら、もっと生活が楽しくなると思いますよ(本気)。

↓例えばこんな長いレシートや、

↓こんな四角いコンビニレシートまで、宝くじになっているのです(手書きのレシートは対象外です)。

768px-2012-07-24_統一超商高長門市紙本電子發票

Ltdccba [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

もちろん、旅行で訪れた人たちにも賞金を受け取る権利はあります。その1等の金額はなんと、1000万台湾ドル、日本円で3600万円です!!!(1TWD:3.6円換算)

このレシート、レジのあるレストランでの飲食はもちろん、お土産を買ったお店や、コンビニ、スーパーでも渡されます。つまり、旅行者には常にチャンスがあるといっても過言ではないのです!ちなみに2等は200万台湾ドル(約720万円)、3等は20万台湾ドル(約72万円)、以下、14万円、3万6千円、1万4000円、720円と続きます。

私、小 籠包が台湾在住当時に当たったことのある金額は……、720円が3回ほどでした。……でも凄くないですか、3回も当たったの。だって、ただ買い物しただけですよ、普段の。それなのに720円×3回の金額がもらえたんですから。

print
いま読まれてます

  • 日本人が当選の可能性も?台湾のレシートは「宝くじ」になってる
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け