「年金貰えるか不安だし滞納しよう」が引き起こす恐ろしい結末

 

で、話が横にそれましたが…この国民年金第1号被保険者が支払う国民年金保険料ですが、滞納が続くと財産が差押さえされます。しかしこちらの差し押さえは滞納金額以上に深刻な事態を招く恐れがある。特にちゃんとそれなりに収入がある人。

20歳から60歳までは国民年金にはどんな職業の人であれ強制加入の状態ではありますが、国民年金第1号被保険者の人が支払う国民年金保険料については当月の保険料は翌月末までが納付期限となっています(例えば3月分は翌月4月末までの納付期限)。

でも滞納したとしても時効の2年以内に納めればいいよねって話はよくありますが、本来の納付期限が翌月末なので翌月末を過ぎて滞納を放っておくと催告状が届く。その後、特別催告状というのが届く。更にそのまま放っておくと、次は最終催告状というのが届く。この最終催告状の時の期限までに納付すれば差し押さえはされない。これが来たらとにかく年金事務所や市役所に何らかの行動を起こすべきギリギリの時点。できれば特別催告状の時点で年金事務所か市役所に相談すべき。何も行動しないのが一番やってはいけない。

納付が無いなら次は督促状が来て更に無視すると、いよいよ銀行等に対して預金口座とかの差し押さえ可能な財産の有無の調査に入り高額な延滞金(年利14.6%)の支払いも発生してくる。差し押さえに入る時は差押予告通知書が届く。そして最後は債権差押通知書が来て、銀行口座に対して差し押さえされる。国税徴収法により強制徴収される。特に現在は所得収入から経費とか引いたやつが300万円以上で7ヶ月以上の滞納期間がある人の場合は差し押さえが強化されてる。

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