私たちは、幼少の頃から、学ぶこと、勉強することそれ自体の目的について考えることは、ほとんどなかったのではないでしょうか。例えば、
- ○○のテストで100点を取るため
- ○○学校に合格するため
- ○○の資格を取得するため
などといった、勉強すること、学ぶことの目の前にある目標に関することはよく考えます。しかし、その目標の先にある目的などといったことはまず考えませんね。そのため、目先の目標を達成するために、知識を丸暗記したり、詰め込んだりしていきます。こういった経験を幼少期から繰り返しているので、「学ぶこと=知識を覚えること」という意識を持ってしまいます。
知識の量を増やすことも必要だと思うので、それ自体を否定するのではなく、学ぶことの先にある真の目的を考えて、見据えていくことが大切になるのではないかと思います。
上記の著書に著されている幸せ、幸福の定義は、人それぞれに違ってくると思います。
自分にとっての在りたい姿、幸せ、幸福などといったものを目指して自己成長、自己進化していくために学ぶという視点を持つことによって、目先の目標を達成したからといって、燃え尽きることも少なくなるのではないでしょうか。
児童、生徒、学生の頃はなかなかこういった視点を持つことは難しいところもありますが、学びの先にあるものを見据えていくことも大切なのではないでしょうか。また、社会人だからこそ、学ぶことに関して、上記のような考え方、捉え方をすることが重要になってくるのではないでしょうか。
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2