中国を喜ばせるな。北方領土問題解決は後回しにすべき理由

 

米軍ファクター

もっと現実的な話。ロシアは、「歯舞色丹を返したらそこに米軍がくるんじゃないか?」と恐れています。安倍総理は、「いやこないと説明している。

<日露首脳会談>北方領土を非軍事化 安倍首相が提案

毎日新聞 2018年11/17(土)2:00配信

 

北方領土問題を巡る日露交渉で、安倍晋三首相が北方領土を非軍事化することをロシアのプーチン大統領に提案していたことが判明した1956年の日ソ共同宣言に沿って歯舞(はぼまい)、色丹(しこたん)両島が返還された場合、日米安全保障条約に基づく米軍基地や自衛隊の基地を置かないと伝えることで、ロシア側の懸念を払拭(ふっしょく)する狙いがある。

安倍総理の時代は、ホントに米軍基地は置かれないかもしれません。トランプさんも、親ロシアですし。しかし、アメリカの大統領は、4年か8年で代わります。次の大統領がめちゃくちゃ反ロシアだったら?そして、日本の首相が、アメリカの「イエスマン」だったら?

世界中の人が知っているように、残念ながら日本は普通の独立国家ではありません。私は05年から、「日本はアメリカ幕府の天領だ」と書いていますが、誰からも否定されたことがない。つまり、日本側が抵抗してもアメリカから色丹に基地を置くと決定した」といわれたら、そうなってしまう可能性が高い。だから、ロシアの懸念はもっともなのです。

プーチンは、「ドイツ統一時アメリカにだまされた」ことを今も恨んでいます。なんでしょうか?1990年、西ドイツが東ドイツを吸収した。その時、アメリカは、ソ連に確約しました。「NATOをドイツより東に拡大することは、決してない!」と。ところがアメリカは、あっさり約束を破った。NATOはどんどん拡大をつづけ、04年には、旧ソ連のバルト3国も加盟国になった。ロシアから西を見るとなんと29か国の巨大反ロシア軍事ブロックが存在している。

それで、ロシア政府高官3つのモットーは、

  1. アメリカを決して信用するな
  2. アメリカを決して信用するな
  3. 1と2を決して忘れるな

なのです。そんなわけで、プーチンが、最近こんなことをいいました。

コメルサントによると、プーチン大統領は14日、モスクワのホテルであった経営者らの会合に出席。その中で約1時間、経営者らと非公開で対話に臨んだ。各国との外交や経済関係に話が及ぶ中、プーチン氏は経営者団体の代表者から「日本との平和条約交渉が袋小路に入っていないか」と問われた。これに対し、プーチン氏は「交渉は失速している」と述べたという。報道によると、プーチン氏はこれまでの交渉の経緯を振り返った。その上で、日本がまず、アメリカが日本のどこにでも軍事基地を置くことができるという安全保障条約を破棄しなければならないと指摘した。

「まず、日米安保条約を破棄しなければならない」(!!)そうです。頭がくらくらしますね。

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