私は、何がいいたいのか?
スターリンは、敵ヒトラーと組み、敵日本と和解し、敵米英と組んで勝者になった。同じようにアメリカも、敵ソ連と組んでナチスドイツを打倒した。その後、かつての敵日本、ドイツ(西ドイツ)と和解し、今度はソ連を打倒した。これが、「勝ち組」の思考パターン、行動パターンです。
ところが、日本ではどうでしょうか?「戦略論」「勝敗論」はまったく語られることがなく、「善悪論」「道徳論」の話ばかりです。
私は、「善悪論」も「道徳論」も大事だとは思います。どんな国でも「道徳的に正しいことをする」のは大事でしょう。しかし、「戦略」「勝敗」も大事です。
敗戦国日本は、今も「どうすれば勝てるかな?」「この局面で戦略的にはどう動くべきかな?」といった問いかけをまったくしていないようです。
日本は今、米中覇権争奪戦の「戦勝国側」にいます。しかし、戦略的に「戦勝国側」にいるのではなく、「たまたま」いるのかもしれない。それで、またもや敗戦国になる可能性もあります。敗戦国になるとは、要するに「中国についてしまう」という意味です。
image by: 首相官邸









