どんなに強くても殺される。サバイバルゲームで判った戦争の怖さ

 

何をやっても、当たる弾

ゲームが開始しました。とにかく「自分が撃たれないようにして、相手を撃つ」ように頑張りました。しかしこれ、結構難しいのです。どんなに気をつけてもほぼ必ず撃たれます

たとえば建物の影に隠れて、ときどき顔と肩を出して、銃で狙いをつけて相手を撃って、また戻る…ということを繰り返したりするのですが…。しかしどんなに頑張ってこれをやっても、やっぱり、相手の弾に当たります。

それなら銃だけを出して撃てばいいのでは?」と思うかもしれません。自分もそう思いました。でもそれ、「ブラインド・ファイア見ない発射)」と言ってルール違反なんだそうです。まぁ確かにそれを許したら、お互いにカベから銃だけ出してエンドレスに撃ち合うというシュールな光景が続くだけで、いつまでも勝負がつかないからかもしれません。

何にせよ必然、顔と肩を出し、そしてどんなに気をつけても、しばらくすると弾が当たります。たとえ、たまたま相手を倒しても、また次の相手が来るわけで、この確率ゲームを繰り返していると、いつかは自分に弾が当たって負けます

この弾、体幹部に当たることもあれば、手や指に当たることもあります。しかし先ほど話したように、どこに当たっても、等しく「負け」です。もしこれが現実だとしたら…

それこそ頭や体の中心部なら即死ですしたとえだとしても結構ハードです。自分自身、こうして原稿を打つのが仕事でもあるので、指がなくなったらもう致命的です。恐ろしすぎです。ある意味、作家としての死かもしれません。

もちろん「あぁ自分は作家でないから指取れても大丈夫だったぁ」なんて人、いないと思います。どんな人でも日常生活に与える影響は極大ではないかと思います。

すなわち戦争に出るかぎり、そしてほぼ同レベルの相手同士で銃で撃ち合うかぎり、どんなに気をつけてもキズを負い、ものすごくハードな後遺症を残す可能性がありえるということです。いえそれ以上に、死ぬ確率も十分にあるというわけです。

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