【日向灘M6.3】南海トラフ地震の震源域で震度5弱発生に不安の声

2019.05.10
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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気象庁の発表によると10日午前8時48分ごろ、日向灘(北緯31.8度、東経132.1度)を震源とした深さ20km、マグニチュード(M)6.3の地震が発生しました。宮崎市松橋や都城市高崎町大牟田などで震度5弱を観測したほか、九州の各県で震度4から1を観測しています。揺れは広範囲に渡っており、遠くは中国・四国地方でも揺れを観測しています。この地震による津波の心配はありません。この地震の直後の同日午前9時7分にも最大震度3、M4.9(深さ10km)の地震が発生しています。

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5月10日午前8時48分に発生のM6.3の地震 image by: 気象庁

実は、この地震の約1時間ほど前の午前7時47分ごろにも、同じく日向灘(北緯31.8度、東経132.0度)を震源とした深さ20km、マグニチュード5.6の地震が発生していました。宮崎市霧島や都城市菖蒲原、鹿児島県鹿屋市新栄町などで震度3を観測したほか、九州の各県で震度3から1を観測。揺れは広範囲に渡っており、遠くは山口県や愛媛県でも震度1を観測しています。震度5弱の地震はちょうど1時間後に発生しました。

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5月10日午前7時47分に発生のM5.6の地震 image by: 気象庁

南海トラフ巨大地震の震源域である日向灘や和歌山県の紀伊水道では、3月27日前後にも5回の地震が発生していました。

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image by: Map:LincunArea:Pekachu [CC BY-SA 3.0], ウィキメディア・コモンズ経由で

これらの地震の震源域が、近く発生が予測されている南海トラフ巨大地震の震源域に重なるため、ネット上ではSNSなどを中心に心配や不安の声が相次いでいます。

Twitterの反応














これら南海トラフ巨大地震の震源域で発生した地震に関連性はあるのか、気象庁からの発表はありませんが、九州、四国、近畿周辺では今後の地震情報に注意する必要があります。(随時更新)

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by: 気象庁

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