年齢を重ね体力低下が進むと外出が億劫になりがちで、社会や人との交流が減り、気がつけば1日中誰とも言葉を交わさなかったというような、「口を動かさない日」も出てきてしまいます。今回の無料メルマガ『1日1粒!『幸せのタネ』』では著者の須田將昭さんが、口を動す機会の減少が、身体機能の衰えにも影響が出ることを解説。定期的な口腔内のケアや歯科医の受診を提案しています。
オーラルフレイルにも注目
6月4日からは「歯と口の健康週間」。
ここには特に大きな情報はなかったのですが、サイトを見ていて初めて「オーラルフレイル」という言葉を見ました。
● オーラルフレイル
「オーラルフレイル」は、滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、かめない食品が増えるなどのささいな口腔機能の低下から始まります。
オーラルというのは「口腔」、フレイルというのは「低下」「虚弱」という意味だそうです。もう少し詳しく調べてみますと、リーフレットがありました。
「フレイル(虚弱)」とは?ということの説明で、
高齢になって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態をいいます。 筋力などの身体機能の低下より先に、社会参加など他者との交流が減ったり、口の機能が衰えること(オーラルフレイル)から始まります。
とありました。
- 噛む機能の低下 > 噛めない > やわらかいものを食べる
というサイクルの繰り返しで口腔機能が低下し、やがてそれが心身機能の低下につながる、という考えです。
私の父も後期高齢者の仲間入りをしましたが、やはり食事中になんということもないところでむせることが増えてきました。
加齢によっていろんなところに衰えが出るのは、これはごく自然なことだとは思いますが、それをそのままにしておかず、少しでも元の力を維持し、全身の健康を保つということが大事なことと思います。
私のところは父も母もかかりつけの歯科医にこまめに通っていますので、検診や指導は受けているので、その言葉をもとに気をつけていきたいと思うところです。
上にご紹介したリーフレットには、自己診断のための表もあるので、ぜひ一度ご覧ください。
具体的に歯が痛いということがないと、ついつい歯医者に行くのをやめてしまいがちですが、虫歯になってからの治療じゃなく、その前の段階で診てもらうことは色々あります。
これを機会に一度歯科医に行ってみてはいかがでしょう?
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