1番へのこだわりが強い子に母親がかけてあげるべき魔法のひと言

 

このようにお返事したところ、ようこさんからすぐにメールを頂いたのですが、長男さんの中には「なるほど、そう感じていたんだね♪」と思える1番に固執していた理由が分かりました。

ようこさんからのメールにはこう書かれていました。

パピーさん、早速のお返事をありがとうございました。パピーさんからのお返事に「1番になりたい気持ちは誰でも持っている」「プライドという言葉は偶然で、気にすることは無い」と書かれていて、背負っていた荷物を下ろしたかのように楽になりました。

 

そして「1番は『スピードや結果』だけでなく『丁寧さ』や『頑張り』などいろいろある事を教えてあげる」と教えて頂いたのも目からうろこでした。ちょうど今、長男がひらがなを習い始めだったので「1番ゆっくりで書いてみよう」と言ったら「1番ゆっくりって、おかしいよ。1番は早いから1番でしょ」と言っていました。やっぱり子供の頭の中では「1番=早い=良い事」「1番以外=遅い=悪い事」という式が出来上がってしまっていたようでした。

 

なのでパピーさんが言われたように「1番は早いってだけじゃなくて、いろいろあるんだよ。丁寧さで1番だったり、頑張りで1番だったり。一生懸命で1番だったりね。だから急ぐばっかりが良いんじゃないんだよ」と話してみたところ、子供は首を傾げ、すぐに理解はできなかったみたいですが「ふーん、じゃあ1番ゆっくりで書いてみるよ」と、ゆっくり丁寧にお手本をなぞり、とても上手に書けました。

 

それは今までで1番上手で、きれいに描けていましたので「そうだよ。これだよ。今までで1番上手。1番きれい。1番丁寧に書けたね」と言って、マルたくさんつけて「1ばんじょうず」「1ばんきれい」「1ばんていねい」と花丸をつけたところ、ここのところのギスギスした関係が嘘のように、とても素直に喜んで「1番ゆっくりっていいね♪」と笑ってくれました。

 

今まで、叱っていても全然通じなかった事が、今回、すんなり伝わったようで、これが「認める・褒める・包む」のすごさなんだな~、とちょっと感動!でした。もちろん、これでガラッと変わるとは思っていませんが、私も焦りを捨てて「1番にはいろいろある事」や「負ける事があってもいい事」を時間を掛けて伝えていきたいと思います。ありがとうございました。

“1番”や“勝つ事”にこだわっていた長男さん、それ以外にも価値がある、って事を感じてくれたみたいでよかったです。ご報告にも「1ばんじょうず」「1ばんきれい」「1ばんていねい」と花丸を付けてくださって、長男さんも素直に喜んでくれた…とあって、良かった♪と胸をなでおろしました。

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