かんぽ生命、株価が上場以来の最安値水準。ネット「失神しそう」

2019.07.10
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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不適切な販売が相次いで確認された問題で10日に社長らが会見をおこなった「かんぽ生命」の株式は10日、東京株式市場で売り注文が増え、株価が約4年前の上場以来、最安値の水準に値下がりしたと、NHKニュースなどが報じた。

NHKニュースによると、10日の東京株式市場で、かんぽ生命の株式は売り注文が広がり、終値は前日の9日より102円も安い1918円となったとう。これは、かんぽ生命が上場した約4年前以来、最も安い水準だとした。

また、朝日新聞によると10日16時より、かんぽ生命の社長らが都内で記者会見し、一連の問題について謝罪。保険の乗り換えなどの不適切な保険販売問題を受けて、不利益を受けた契約者への対応策などを発表した。植平社長は「契約の乗り換えに対し多数のお客様に不利益を生じさせたこと、その結果、保険募集に関し、お客様の信頼を損ねた点に関して深くおわびを申し上げます」と謝罪し、「不利益の解消に向けてお客様の意向をしっかりを踏まえ、全社体制で真摯に対応していく」と述べたという。


かんぽ生命の問題をめぐっては、顧客が保険を乗り換える際に不利益をこうむった事例が2014年4月から19年3月の5年間で少なくとも2万3900件あることが明らかになっているという。かんぽ生命は、これらの不利益をこうむった契約者に7月から連絡を取り始め、顧客の意向を確認のために訪問するとしている。時事通信によると、こうした事態を重く見る金融庁は業務改善命令などの処分を検討しているという。

また、ロイター通信によると、同社の発表として、日本郵政・かんぽ・郵便の3社による独立した第三者委員会の設置を検討するとした。

今回の「かんぽ生命」の問題や社長会見、そして株価の下落などについて、Twitter上では多くのコメントが投稿されている。

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source: NHKニュース朝日新聞時事通信ロイター通信

image by: Kevin Shoemaker [CC BY-SA 4.0], ウィキメディア・コモンズ経由で(かんぽ生命本社)

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