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子育て中もキャリアを積み上げたいママに共通する考え方とは何か

育児中のママはただでさえ悩みが尽きないもの。仕事と育児の両立を頑張っているママなら、なおさらではないでしょうか。メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』の著者で家庭教育のプロの柳川由紀さんが、子育て中もキャリアを積み上げたいママたちに共通する考え方を3つ教えてくれました。両立に悩むことがあっても、自分を責めず、笑顔でいられるかどうかがポイントになるようです。

ママがご機嫌でいることが一番大切

Question

職場で、子どもを理由に仕事を減らしたり、出張を断ったりしたくありません。自分のキャリアへの挑戦は続けたいのです。けれどもなかなか上手くいかず、遅い帰宅や出張が続くと子どもの機嫌も悪くなります。仕事を減らすべきなのかと悩みます。(3歳、5歳男児のお母様より)

柳川さんからの回答

仕事を持ちながらの子育ては大変ですね。ご家族の協力や、職場の理解が必要です。最近では、キャリアを積みたいというママたちも増えてきました。そうしたママたちに共通した考え方があるようですのでご紹介します。

1.仕事が上手くいくから家庭が上手くいく

家庭が上手くいっているから仕事が上手くいく」とお考えの方は多いと思います。一方で、「仕事が上手くいっているからこそ家庭が円満」という方もいるのです。

キャリアを積みたい、とお考えであれば、もしかしたら仕事が上手くいけば家庭も上手くいくという傾向があるかもしれませんね。ママの仕事が、子どもの機嫌の悪さの原因とは限りません。ご自身はどちらの考えに近いのか、今一度振り返ってみてはいかがでしょう?

2.親自身が機嫌良く過ごす

自分の人生が、子育てでイライラしっぱなし、子どもに振り回されっぱなし、というのでは本末転倒です。子どもにとってこうした方が良いだろう、ああした方が良いだろう、と親が考え、その通りにしようと思っても、親自身がその考えに縛られて疲れたり、イライラしたりしていては、ちっとも子どもにとっての良い環境ではありません

親が自分の人生を楽しんだり、希望を実現したりすることで、親自身が満たされ、仕事や子育てに前向きに取り組めます。それが結果的に、子どもたちに好影響を与えることに繋がるのです。まずは、自分自身が活力漲るようなそんなご機嫌な環境を作りましょう。

3.仕事と生活の軸を定める

上記の1.2を踏まえた上で、自分の仕事と生活の軸について考えましょう。

という方もいれば、

という方もいます。

だからこそ、家族のライフプランを見据えて、今後の働き方の見通しを立てることが大切です。自分のキャリアプランを、家族のライフプランと平行して立ててみましょう。目標が定まれば、心にゆとりができてきます。「頑張りすぎ」「完璧」「●●すべき」を捨てて、笑顔のママになりましょう。

家庭教育アドバイス…「今の自分に合った働き方」

妊娠、出産してから子育ては始まります。そして子どもが自立するまで続きます。常に、全力で子育てと仕事に取り組んでいると、とてもではありませんが身体が持ちません。家族、職場の協力は不可欠ですから、大いにヘルプを頼みましょう。

もし、仕事と子育ての間で悩むことがあっても、自分を責めないで下さいね。すでにワーママの皆さんは頑張っています。両立させようと一生懸命です。ストレスを溜めることが、子どもにとっても、家族にとっても、そしてご自身にとっても良くありません。

自分がご機嫌でいられる状態を作って、今の自分に合った働き方を見つけ、前に進んでいきましょう。

image by: Shutterstock.com

家庭教育アドバイザー 柳川由紀この著者の記事一覧

家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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【著者】 家庭教育アドバイザー 柳川由紀 【月額】 初月無料!月額508円(税込) 【発行周期】 毎月 第1月曜日・第2月曜日・第3月曜日・第4月曜日(年末年始を除く) 発行予定

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