関東北部で地震頻発。専門家が観測していた「地下天気図」の異変

 

関東周辺で頻発する地震。いま地下で何が起きているのか?

2011年の東日本大震災はまだ記憶に新しいところですが、関東地方北部に東日本大震災以後、初めてと言って良い「異常」が2019年8月ごろより観測されていました。そのような状況のもと、12月3日に茨城県南部で震度4を観測する地震が、「地下天気図」で異常が出ていた地域の端で発生しました(過去の経験則から地震は異常の中心部より、その周辺部で発生するケースが多くみられます)。そして12月4日には栃木県南部、茨城県北部でも震度4を観測する地震が続けて発生したのです。DuMAではこれら4日以降の活動3日の地震に誘発された地震の可能性があると考えています。(長尾教授・談)

Kitakanto

上記のgif画像は、長尾教授から提供された直近の関東の地下天気図をアニメーション化したものですが、明らかに関東の地下で「異変」が起きていることがわかります。はたして、近く首都圏直下地震は発生するのか、この地下天気図は何を意味するのか、防災意識を高め、普段から準備をしておくことが必要なのかもしれません。

image by: メルマガ『DuMAの「地下天気図」

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地震予知のためには、まず現在の地下の状況(地震発生の状況)を知る必要があります。「地下天気図®」は、天気予報の天気概況に相当し、地震活動をわかりやすく可視化して将来を予測するものです。気象では低気圧が近づくと雨の可能性があります。また高気圧に覆われている時は良い天気です。「地下天気図®」 は、地震活動の異常を低気圧に例えてお知らせします。なおDuMAは東海大学と連携した情報発信会社で、委託研究等を通じて予知研究を推進する大学を支援していく他、専門家が地震発生時等には的確な解説も行っていきます。

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