兄・姉ばかりを叱る親が、弟・妹の未来までも潰すことになる理由

 

又、今後起きないようにするためにいろいろ考えることがありそうだな…と思って、私はこんな風にお返事しました。

オモティさん、こんにちは。パピーいしがみです。

 

長女さん、かなり不満が強いみたいです。そして意思の強いお子さんでもあるみたいですね。

 

オモティさんからは、今の長女さんへの対応の仕方をご相談頂いたのですが、私は今回の事を良いチャンスと考えて、いくつか思い返してみたり、長女さんの気持ちも考える必要があるのではないかな?と思うのです。

 

オモティさんは、今回、長女さんの頬を叩いてしまった、とそこに「悪かったなぁ」という思いはあるようですが、その前に長女さんの言っていた「お母さんは私ばっかり怒る」「何で私ばっかり…」はどうお考えになったでしょうか?

 

確かに今回、長女さんの頬を叩き、長女さんが布団をかぶって大泣きして、翌日からお母さんを無視した事を考えると、長女さんの頬を叩いたことが大きな原因のように感じるのですが、私は、今回の「頬を叩いた」は一つのきっかけであって、今までもずっと「叱られる時は自分ばかり」「どうしていつも自分ばかりが叱られるのか」という理不尽な積もり積もった不満があったんじゃないかな?と思うのですね。

 

長女さんが6歳、次女さんが3歳とすると…長女さんが3歳の時に次女さんが生まれて、自分がお母さんに甘えたい時には、次女さんがいるから我慢するしかなかったり、次女さんが成長してきて、遊び始めると自分のおもちゃを取られたり、ごっこ遊びをめちゃめちゃにされたり、又、それを妹に怒っている時に「仲良く遊びなさい」と叱られたり…。

 

もしかしたら長女さんにとって、そんな多くの不満が重なった結果、今回の「頬を叩かれた」事で爆発したのではなかったのかな?と思うのですね。

 

そして、長女さんにとって積もり積もった不満が今回の行動に表れているとしたら、今回の問題に対してだけ対処法をお伝えするよりも、今までの接し方や、こうなった原因は他になかったかな?と考えてみることが何より大事だと思うのです。

 

なので、どうでしょう?そのあたりを考えてみて、一度お返事くださいますか?それをお聞きしたうえで、対処の仕方についてご連絡をさせて頂きたいと思います。

このようにお返事してすぐに頂いたメールには「実は私も、過去からの恨みつらみがあるのかな?と感じていました」と書かれていました。

と言いますのは、3歳の時の長女さんは、赤ちゃんの次女さんを人形のように扱い、眠っているのに抱っこしようとしたり、まだ首が座っていないのに手を持って持ち上げようとして、その度にオモティさんはびっくりして「やめて!とか触らないで!と赤ちゃんを奪い、叱ったそうなのです。

他にも自分の歯ブラシを妹の口に突っ込んでしまったり、可愛がられる妹を嫉妬して、足を抓ってみたり、やっと昼寝をした妹をわざと起したり…、お母さんとしては「なんて意地悪なんだ!」という印象があって「近寄るな」「ちょっかいを出すな」「意地悪するな!」といつも怒っていたという事でした。

次女さんが大きくなっても、体格的に大きな長女さんが小さい妹を叩いたり蹴ったりしていると黙っておられず、どうしても妹に加担して、妹が泣けば理由がなんであれ長女さんを怒る…という事をしてきてしまっていた、との事でした。

ただ、この頃は、怒られた後に逆切れして相手を無視したり、不機嫌な態度を続け喋らなくなる、という事が多く、良くない状況では?と感じておられていたそうです。

でも1日たっても、2日たっても長女さんの態度は変わらない。長女さんのそんな態度にだんだんイライラしてきて「お前がそんな態度なら私だって歩み寄ってやるもんか!」とオモティさんご自身もわざと長女さんを突き離していたところがあったようでした。

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